OneTopi、はじめました
先週末に書いていたティーザー、きょうローンチしました。それが、「OneTopi」(わんとぴ)です。
その中でWindows Azureに関する目利き(キュレーターと読んでいます)を担当していただいている砂金さんが、非常に的確にまとめてくださっています。
・【祝1topi開始】機械は使うな!目を使え!twitterを使ってギリギリまで降下、Azureを引っ掛ける!
この1topiというサービスは、twitterのフロー的な側面を活かしつつ、ストック的な側面を補強することで メディアとしての価値を高めようという実験的な試みであると私は理解している。
Twitterというのはソーシャルストリームメディアで、混沌そのものに特徴があるのですが、その混沌の中で流れ続ける膨大なポストを理解し消化していくには一定のスキルが必要。ぼくは2000近くをフォローし、フォローされているのですが、おそらくTLを追うのはこのへんが限界値ではないかと思われます。
自分がフォローしている興味分野をかなりの確度で追っていくのは難しいので、そのジャンルの編集者、専門家、コメンテーター、そういった人力に頼っていいのではないかと思ったのがそもそものきっかけ。
そこで、砂金さん、小林さん、林さん、新倉さんという、専門的知識を持つオルタナティブ・ブロガーの方々のご協力を得て、流れくる情報をさばき、コメントしていただく「キュレーター」としての役割をお願いしました。オルタナブロガーにはさらにお願いしている方もいらっしゃいます。
砂金さんが指摘されているように、トピックは粒度もさまざまで、まさに実験場となっており、ぼくが複数トピックを扱っていることも、それが過渡期であることを示しています。
また、制作方法においてもWeb媒体は現在、大きな転換期にあると思っています。Watch、旧ZDNet、CNET、ITmediaといった古いタイプ(失礼)のWebニュースメディアは独自のCMSを使っているか、そもそもCMSを使っていない。個人ブログ、engadgetやGIZMODO、TechCrunchなどの新興サイトはブログをCMSとして使っているため、更新頻度、スピードにおいて旧来メディアよりも有利(圧倒的にとは言えないが)。
では、次に来るのは、Twitterのようなマイクロブログをベースにしたメディアではないか。記事そのものをオリジナルで起こす必要もなく、別の記事に誘導したり、コメントしたりすれば十分。その分ブログよりもさらにスピードが出せる。ならばTwitterベースでやっちゃえ。
グラムメディア、AppBankなどはぼくらとは別のやり方で、Twitterベースの媒体を実現してます。
この流れはひょっとしたら加速するかもしれませんね。