現時点でおそらく最も実用的なARアプリ「buUuk」を試してみた
セカイカメラと前後して、iPhone用のAR(拡張現実)アプリが大挙して押し寄せていて、評価するほうも大変なことになっていますが、これまで知られていないけれども作り込みで見ると最高点をあげられるアプリが出ていました。ちょっと読みにくいのですが「buUuk」といいます。「ぶーく」とでも発音するのでしょうか(App Storeへのリンク)。
この「buUuk」、基本的にはレストランガイドで英文のみ。無料ですが、機能はおそらくARアプリの中で最も充実しています。世界主要都市の4万5000件の飲食店解説を収録。セカイカメラとはまったくベクトルが異なるけれども別の意味で完成されたアプリとなっています。秀逸なのは、BBS的なコミュニケーション機能を持ち合わせていること。Facebookとの連動が可能なのです。その店の名前を入れてFacebookステータスをアップデートするのが簡単にできます。
カメラビューはあくまでもオプションで、地図、衛星写真のモードもあり。飲食店のデータからは電話も可能で、地図だけでなく、3GSであればコンパスで方向も示してくれます。評価システムも用意。ユーザーインタフェースは非常によくできています。
基本はレストランガイドなので、それ以上の要素はないのですが、投稿機能もあり。WIKITUDEやRobotVision、Bionic Eyeなどと比較してその完成度は著しく高い。いきなりこのクラスのものを投入してくるというのはすごいですね。
もともとAndroid版があったようで、今回のiPhone版登場で、もっと評価されていくのではないでしょうか。
シンガポールで試したARデモの動画があったので貼ってみました: