iPhoneアプリ審査がアダルト系をゆるめたのは本当?
ちょっと前にiPhoneアプリの審査基準がゆるくなって、オールヌードを含むアプリがリリースされたというニュースが話題になりました。その後、このアプリは引っ込められたというオチがついたのですが、本当にゆるくなったのではないかと思うアプリが出てきたのでとりあえず報告。
本題に入る前に、このデベロッパーがアダルト系に参入したのかという驚きのニュースから。Noise.io ProやNoise Trio、Star Piano、Star Guitar、Star Melodyなど、優れた楽器アプリを作ってきたAmidioが、17+対象のゲーム「Hot Dancer」をリリースしたのです。
絵柄は、Noise Trioから使われている若干アジアっぽいテイストの入ったセクシーカートゥーンっぽいやつ。このグラフィックスについては賛否両論あります。
このゲームはまあ、成人対象といってもそんなにたいしたことはなくて、セクシーダンスで使われるポールダンシングをしているおねえちゃんの絵柄が表示されて、そこに表示されるチェーンをスタートからゴールまで、アイテムをゲットしたり障害物をよけたりしながらたどっていくというもの。ゲームシステム自体はドワンゴのニコニコイライラに似てます。
この絵柄にセクシーさを感じるかどうかは若干疑問ですが、ゲームとしてはけっこうはまると思います。Amidioが参入するほど大きな市場なのね、ってことで。
問題なのはもう1つのアプリ。こちらは「Hot Dancer」より制限が低い、12歳以上が対象。ただし、ゲームではなく、Referenceカテゴリー。
「V****a」というタイトルで、WikipediaやWikimediaからVaginaに関する解説文を抜き取ったというだけのアプリです。それで115円という、実にぼったくりなソフトなんです。問題は、iTunesでこのアプリケーションのページにジャンプすると、ずばり女性器のイラストが表示されてしまうというところ。iPhoneホームに表示されるアプリケーション名も「Vagina」となってますね。
ヌードが禁止されていてこれがOKというのには正直驚きました。一時は辞書コンテンツに含まれるアダルトワードについても文句をつけられていたという話なので、制限は実際にゆるくなったのかもしれません。
App Storeサイドで禁止したとしても、Kindle、eBookJapanなどは自社コマースサイトを通してアダルトコンテンツを販売できているわけで、実際には抜け道があるわけなんですよね。
App Storeはこれから変わろうとしているのでしょうか? 今後どんなアダルトアプリが登場してくるのか、注意深く見守りたいと思います。