iPhoneでHP製関数電卓エミュレータ「HP-15C」が出てる――名前使っても訴えられない理由
このあいだ、息子3(高校一年生)が授業で使うというので関数電卓を買いにいきました。最初はiPhone 2Gの標準電卓を横にすればそのまま使えるんじゃないかと、それですませるつもりだったんですが、iPhoneは持ち込み禁止らしい。そこで、近所のデパートでカシオ製の安い関数電卓を2000円で購入してきたわけなんですが。
米国においては関数電卓といえばHP製。その中でも名機と言われるHP 15Cを完全に再現した「HP 15C」がiPhoneアプリとして出ていました。「名前もそのまま使っちゃまずいでしょ。訴えられるぞ」と思っていたら、訴えられないことが判明。
だって、HPから出てるんだもん。
純正だけあって、価格はちょっと高めの3500円(App Storeへのリンク)。
いやー、HPもしゃれたことしますなあ。このページによれば製造されたのは1982〜89年。もちろんRPN、逆ポーランド記法。製品名は正確には「HP 15c アドバンスト科学計算用プログラム関数電卓」。HPのすごさは、いまだにマニュアルがダウンロードできるというところにもあらわれてます。
調べてみると、もう1個、関数電卓がありました。「HP 12C」。こちらは1700円(App Storeへのリンク)。15Cが科学電卓なのに対し、12Cは金融電卓、だそうです(Twitterでもらった情報によれば、いまだに売っているそうですね)。HP以外からも「FIN-12C」というそっくりさんが出てますね(App Storeへのリンク)。なぜかこっちのほうが高くて2300円。同じところが出しているHP-15Cのそっくりさん「SCI-15C」(App Storeへのリンク)は2300円でこっちのが安い。
HPはこのそっくりさんをどうするんでhそうかね? 訴えるかな?
関数電卓マニアの方はぜひ!
追記:HP-10Cシリーズについての解説がWikipediaにありました。AmazonでHP-12Cの価格を調べたら、1万4700円。けっこうするもんなんですね(Amazonへのリンク)。なら、iPhoneアプリはだいぶお得かも。