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「同人誌はiPhoneで」の時代がやってくる?

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 ゴールデンウイーク中だったので、気付かない人が多いかもしれないけど、この期間中のiPhoneアプリがけっこう豊作でした。

 新バージョン2.0が好評のITmedia for iPhone(App Storeへのリンク)のMacWIREでお届けしたそういった作品の1つが、「THROW LINE / 村田蓮爾」(App Storeへのリンク)。

 人気イラストレーターである村田蓮爾が自身のサークル「Pasta's Estab」で、2007年に配布した同人誌をiPhoneアプリ化したもの。あるオークションの価格を見ると、これが3000円以上の値がついているのですが、iPhone版は230円。これはお得とみた。

 動画をzoomeに掲載。BGMは、Amidio版Bloomといった雰囲気の音楽アプリ「Star Melody」(App Storeへのリンク)を使ってみました。

 同人誌のiPhoneアプリ化では、ユビキタス・エンタテインメントが初期に出した安倍吉俊「薬局のポチ山さん」(App Storeへのリンク)がけっこう人気でしたね。続編ないのかな。

 「THROW LINE / 村田蓮爾」を出したrealglobe(App Storeへのリンク)のコミックス配信ブランドであるComicStreamは、同人誌を中心に、イラスト集やコミックスをiPhoneアプリ化して送り出しています。

 このほかにも、コミックスの

・テラフォームド・コンセント(App Storeへのリンク

・ももいろうさこ(App Storeへのリンク

・THE HOUSE(App Storeへのリンク

 イラスト集の、

・SOUTH FOREST(App Storeへのリンク

・HUES OF BLOOM(App Storeへのリンク

がリリースされています。ほかにも多数投入していくそうなので、iPhoneコミックス界の大きな動きになりそうです。同人誌って虎の穴やメッセサンオーとかに行かないと買えないとか、店に入りづらいとかいう人も多いと思うので、どこでも買えるiPhone版はかなりよいかも。

 気になるのは、レイティングですが、iPhone 3.0になればペアレンタルコントロールがサポートされて、認可される同人誌は増えるかもしれませんね。

 いま、日本で販売されているiPhoneコミックスの大きな流れとしては次のものがあります。

・ボイジャーがリリースしている講談社のコミックス(App Storeへのリンク

・NTTソルマーレがセルシスのエンジンを使って出しているコミックス(App Storeへのリンク

・ソフトバンク・クリエイティブのハーレクイン・コミックス(App Storeへのリンク

・eBook Japanが提供している、PC経由でebiReaderを使うコミックス配信(App Storeへのリンク

・ヤッパのエンジンを使った週刊手塚治虫マガジン(App Storeへのリンク

・未来少年のコミック誌「もえスタ」から連載マンガをアプリ化した「萌電Girl♀メルメルちゃん」など(App Storeへのリンク

 同人誌は、この一角に確実に食い込んでいきそうな気がします。

追記:CNET読者ブログに、このテーマを扱ったエントリーがありました。ていねいにまとめられていますね。

「iPhoneで同人誌」がキャズムを超えるとき

追記;シロクマ日報で、小林さんがすばらしいフォロー記事を書いてくださいました。

「同人誌はiPhoneで」の時代に登場する商売を妄想してみた。

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