「パワーコード弾ければおk」なiPhoneアプリ「iRockGuitar」
iPhoneギタリストの第一人者を目指しているわたしが常用しているアプリは次の3つ。
・PocketGuitar
・Guitar
・iShred
PocketGuitarはリードギター用。本物のギターさながらに、チョーキングやアーミングなど非常に細かいコントロールができる、鉄板アプリ。
GuitarとiShredは基本的に同じ機能なんですが、アコースティックとエレキの違いがあります。コードやスケールを登録して、曲に合わせて切り替えができることと、加速度センサーに対応したワウワウなど多彩なエフェクターを搭載しているので最近非常に使用頻度が高くなってます。
ここで紹介する新アプリ「iRockGuitar」は新参ながら、この2つのまねしようとかしていない、非常にフォーカスをしぼった楽器です(App Storeへのリンク)。
ロックギターにはパワーコードという奏法があります。ドとソ、といった、五度をディストーションのかかった音で弾くこと。ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロがそれですね。「iRockGuitar」というアプリは230円もするのに、基本的にそれしかできません。だがそれがいいのです。
変わった機能としては、Mute、Solo、Releaseというボタンがあります。Muteを押しながら弦に触ると、ブリッジをミュートしながら弾いたサウンドになります。これはけっこういけます。そして、Solo。これを押しながら弾くと、音階がオクターブ上がって、パワーコードではなくなります。まあ、ソロが弾けるというほどではないので、そこはPocketGuitarやiShredにまかせたほうがいいかと。ビブラートとかチョーキングもできないし。
そして、Releaseというのが、誤解しやすいのですが、リリースを切るボタン。普通に弦を触ると音が鳴りっぱなしになるのですが、それをすぱっとミュートする機能です。
PocketGuitarは、自分でコードフォームを押さえる必要があるので、パワーコードというのは意外に弾きにくいのです。また、iShredは鳴らしたコードを止める方法がない(空ピックのコードを登録しておいて、それを鳴らすという裏技はある)という欠点があるので、それを補完する意味でも、iRockGuitarの存在価値はあります。
その機能解説をzoomeに、サンプル曲をニコニコ動画に投稿しましたのでご覧いただければ。サンプル曲のほうは、以前、iShredの紹介用にでっちあげた曲の焼き直しです。これを参考に、Live in JapanのSmoke on the Waterにトライしてみてください(笑)