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月刊誌「クーリエ・ジャポン」が有償iPhoneアプリになった

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 講談社のクーリエ・ジャポン 2009年3月号がまるごとiPhoneアプリの電子書籍となりました(App Storeへのリンク)。容量は117Mバイトと非常に大きく、3Gネットワークでのダウンロードは不可となっています。価格は350円。紙のほうの雑誌は680円。

 同誌がiPhone版についての意気込みを語っていますので、こちらをご覧ください。

 ビュワーにはボイジャージャパンのT-Timeを採用。基本的に横持ちで読むことになるそうです。講談社はボイジャーと組んで、「iPhoneアプリでの電子書籍販売」という手堅い方針でいくということなんでしょうね。今後は講談社文庫などの展開も期待できそうです。

 iPhoneに有料版を入れて使ってみました。なかなかいいユーザーインタフェースです。さすがボイジャー。HyperCardの時代からの電子書籍実績は伊達じゃない!

 同じく本日、別の日本企業から電子文庫本がiPhoneアプリ化されています。これまでコミックスのiPhone版電子書籍はあったものの、文字ベースの書籍が有償のiPhoneアプリとなるのはおそらくこれが初めて。パブリッシャーはアクアライド(App Storeへのリンク)。高橋克彦の「百物語」が3分冊。それぞれ115円で販売されています(現在はダウンロードできなくなっている)。1冊目を購入してみましたが、青空文庫のビュワーっぽい(T-Timeっぽいといってもいい)縦書きのユーザーインタフェースで、非常に読みやすいものです。

 こちらも試してみました。

 AmazonのKindle 2発表と携帯デバイス(おそらくiPhone含む)への対応した直後にこの動き。コミックスと辞書が中心だったiPhone電子書籍は大きく動こうとしているのかもしれません。

 100Mバイトを超える容量だと出先で気軽に購入することはできませんが、もう少しライトな分冊版が出たりすると、Kindleの出番はなくなってしまうかもしれませんね。

追記:クーリエ・ジャポンには無料のライト版が出てました。容量でみると3分の1ですが、これはいいですね(App Storeへのリンク)。

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