iPhoneでのARは間近? ライブビューでのオーバーレイを実現した「DecorReality」
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IAMAS教授の、そしてセカイカメラで有名な頓智・のCTOである赤松正行さんが、iPhoneアプリの「DecorReality」(115円)を発表していました(App Storeへのリンク)。
一見すると単なる装飾アプリっぽいのですが、実はiPhoneとしてはすごいことをやっています。カメラから覗いたライブビューに、バラや雪の結晶などをダイナミックにオーバーレイさせているのです。しかも、これらはフワフワと漂っていて、iPhoneを動かすと周囲に分散したりしています。実際に購入して試してみましたが、たしかにオーバーレイでリアルタイムで動いていますよ。
zoomeのApp Townに動画を投稿してみました。
セカイカメラが発表されたときに、デモ動画でライブビューにタグをオーバーレイさせていることから、「いまの公式SDKじゃできない」「カメラアクセスの制限はどうしてるんだ」という声がありましたが、このアプリを見ると、技術的には可能なようですね。
これでピンと来た人はご立派。もうすぐDRじゃなくってARも登場するかもですよ。
ダイナミックなカメラビューでこういうことができるとなると、ARToolKitなどのARがiPhoneでも実現可能になるということではないですか! どういうふうに実現しているかを含め、AR界に波乱を呼びそうです。
追記:[iPhone] ライブビューを使った写真ではないアプリ(Out of Focus)で指摘されていますが、「スポイト」というアプリが、レイブビューでのオーバーレイを既に実現していました。たしかにこれも「カメラを通して現実と仮想を行き来するような未来のアプリ」ですね。
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