初音ミクに「ヘタ」モードの実装を
はてブでプチ話題になってる「いちばん歌のヘタなアイドル」というエントリーに反応。
わたしの記憶の限りでは、一番歌がヘタだといえば、浅田美代子、木之内みどり、大場久美子なんですが、ここでは大場久美子の「ディスコ・ドリーム」が取り上げられています。
ありえないようなピッチ、リズムのゆれで、絶妙なヘタさ加減を聴かせてくれるのですが、なかでも大場久美子の「スプリング・サンバ」は絶品のヘタ歌唱で、日本一歌のうまいロックボーカルが「このリズム感と音程はぜったいだせねー。すげー」と絶賛していました。ただ、ヘタなだけではないのです。
巷で話題の初音ミクですが、よりアイドルっぽく自然にするためには、「オーバクミコ」モードを実装して、
・全体的にピッチをフラットに
・高音分にいったときにはより不安定に
・ときどき声がひっくりかえる
・ビブラートはかけない
・低音部に戻ったときには下がりきれず、より不安定に
・リズムは常に不安定(ドラムエディタの機能を使う?)
・小節のアタマには入りそこねる
・英語は間違ったアクセント
といったエフェクトがかけられるといいと思います。
未購入なので、そういうエフェクトは実装されているかもしれません。とりあえず、DTM Magazine 11月号収録のデモ版で試してみますかね。Amazon.co.jpではただいま10〜13日後の発送となっていますが、ショップでは見つかるかなあ。
手作業でそういう作業をする、というのも、Pro Toolsを使ってヘタな歌手のピッチやリズムの修正をしているスタジオの方々の逆をいっているみたいで、いいかもしれません。より、人間的にするためにも、ぜひ。
追記:ニコニコ動画では、音痴にトライした強者がいるそうですね(what's my scene? ver.7.2さん、情報ありがとうございます)。恋のミクる伝説 [修正版]だそうで、そりゃあたしかに元歌が……。聴いてみましたが、ビブラートがきれいにかかりすぎるところをのぞけば、なかなか再現してますね。元歌は「天然のヘタ」ではないと思いますが。
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