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今夜、ジョブズは何を変えるのか?

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 iPod/iTunesウォッチャー必見の書籍「iPodは何を変えたのか?」を読み終えました。

 ちょっと冗長な部分があったり、感傷的すぎるところがないわけではないですが、さすがジョブズ本人に何度も取材し、その現場に居合わせているだけあって、さまざまなジョブズおよびその周りのサムライたちの発言を拾っていて読み応えあります。

 そして本日は、この書籍の続編が書かれるとすれば必ず入るであろう発表が行われる予定。英EMIがスティーブ・ジョブズをゲストに迎え、記者発表会を行うというのです。

 この書籍にも、ジョブズがいかにメジャーレーベルを攻略していったかがかなり詳細に書かれています。ユニバーサルを皮切りに、メジャーのトップを次々に攻略したが、最後まで抵抗したのが米国ソニー(当時)のストリンガー氏(現ソニーCEO)だったそうです。

 このあたりのレーベル攻略、アーティストを取り込んでいく様子はさすが現実歪曲空間を駆使しまくっているかんじですね。DRMの条件を当初の3台から5台へと徐々にゆるめさせて、最後にはDRMなしにもってくるという芸当は、ジョブズの力でなければなかなか難しいかも。

 で、このEMIのDRMフリー販売にはビートルズの楽曲は含まれるのでしょうか? ビートルズのはもちろん全楽曲持ってるんですが、iTunesで売ってないと、カバーアートを自動的に取得できないんですよ。そのためにもぜひ実現してほしいものです。カバーアートがそろってないと、Apple TV的にはよろしくないんです。

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「iPodは何を変えたのか?」

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