「小説を無料で聴ける」ポッドキャスト
米国のiTunes Storeで紹介されていたPodioBooksというポッドキャスト(iTunes Storeへのリンク)、面白い試みだと思いました。オリジナルの小説などを読み上げるポッドキャストで、気に入ったらドネーションしてください、というもの。けっこうたくさんの作品が上がっています。
有名な作品こそありませんが、中には日本人が聴いても面白いのでは、というものもあります。“In the Service of Samura”という、Amazon.comで15ドルで売られているペーパーバックが、そのまま著者本人のナレーションでポッドキャスト化されているのです。やるもんですね。
著者のグロリア・オリバーさんは、科学忍者隊ガッチャマンの影響を強く受けたらしく、ゾンビ+サムライという変な日本趣味(ある意味、魔界転生)設定の作品となっています。わたしはこれから聴いてみようかと思っておりますが、評価はいいみたい。
著者にはドネーションの75%が行く仕組みになっているそうです。寄付はPayPalから。日本でもこんな試みをやると面白いかもしれませんね。
パブリックドメインの作品もいくつかそろっています。「赤毛のアン」とか、シェークスピアのソネットとか。
日本では、古典文学だと、「ききみみ文庫」(iTunes Storeへのリンク)というのがあります。大塚明夫、栗原小巻の朗読という、豪華なもの。「フジポッド文庫」(iTunes Storeへのリンク)はアナウンサーによる朗読。青空文庫のソースから読み上げる、「RDK -RoDoKu」というのも(iTunes Storeへのリンク)。オリジナルだと、「内藤みかの聴くケータイ小説」(iTunes Storeへのリンク)というものもありました。
ところで、今週のiTunes Store(米国)はすごい。まず、ビリー・ジョエルの新曲(iTunes Store USのみ)と、全アルバムが7.99ドルに値下げ。アメリカン・アイドルのロッカー、クリス・ドートリーのバンド、DaughtryのAOL Sessionsライブ(iTunes Store USのみ)。
そんな中、Tokyo Police Clubという同じく変な日本趣味のバンドを発見。これは日本のiTunes Storeで売っています。
ニール・ヤングの“Heart Of Gold”という映画も発見。ほお。こんなことをやっていたとは。映画なので、日本では販売されていません。
“LOST”シーズン3の総集編である“Survival Guide”というのも出てますが、ネタバレしないように気をつけてダウンロードしないと。これも米国のみです。日本の人は、シーズン3放送を気長に待ちましょう。