トイレで流す音楽には気をつけよう
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イタリア北端に位置するボルツァーノ。この近代美術館のために2人の芸術家が作っていた作品がイタリア警察に没収されてしまいました。The Registerはそう報じています。
彼らが作っていたのは、水の代わりに音楽を流す(うまい!)トイレ。音で流すのではなく、フラッシュするのが曲を流すトリガーになるという仕掛けだったのでしょう。もちろん、水も流れると思います。
でもそれがなぜ違法? 何かの特許に違反しているのでしょうか? トイレのMP3プレーヤーのインタフェース特許をCreativeが取得しているのでしょうか? だったらTOTOやINAXの人たちは逮捕されちゃいますよ。トイレにiPod shuffleとスピーカーを置いていたことが分かったら、わたしにもイタリア警察の魔の手が伸びるかも。
でもだいじょうぶ。この音楽トイレが没収された理由は、「流される音楽がイタリア国歌(Fratelli d'Italia)だったから」だというのです。Wikipediaでは「法定はされておらず事実上の国歌」としていますが、警察の主張は、「保護される必要がある」というもの。
芸術家と警察、どちらが正しいかは分かりませんが、音楽には国境も宗教もある、というわけで、トイレで流す音楽は気をつけないといけないですね。
あ、またくだらない考えが。TOTOやINAXのMP3トイレは小と大とで別の曲を設定できるのでしょうか? 家族で使う場合にはそれぞれに合わせて曲とかボリュームをパーソナライズできるのでしょうか?
ぼくが選曲するとしたら、とりあえずヘンデルの「水洗上の音楽」は入れておきます。
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