南方熊楠の南方曼荼羅をベースに、クランボルツ教授の「計画された偶然性」理論と、スティーブジョブスの「点と点をつなぐ」から考える「偶然」4
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昨日の続き。ですが、これが最後。
南方熊楠の「縁の論理」をベースに考えると、3つのポイントがありました。
1、因を増やす=たくさんのアクションをとる
2、因を狙った果に結びつける=狙った結果を出す
3、途中で出会った「縁」を縁で終わらせず、「起」に変える。
1と2が大切なのは皆承知で、ここは努力あるのみ。頑張りましょう。
難しいのは3。そして、何か大きくモノゴトを変化させるのも3。だから、クランボルツもジョブスも3に着目していたのではないかと考えます。
クランボルツの理論は、3の「途中で出会う縁」の確率を高めるためにどう行動すべきかという理論。ジョブスの「点と点をつなぐ」という話も3に関わる話で、どうやって「縁」で終わらせず「起」に変えたかという話。
それぞれの人生観があらわれる偶然に関する理論。
いまのところ、私が大切にしているのは、この2点。
1、縁を見逃さないようにする。うっかりしていると見逃してしまう。
2、「縁」→「起」に変えるには、自分の経験を過小評価せず、忘れず、大切にする。そうすることで、何かしら生み出すことができる。
偶然にどう対応していくのか。これによって、人生が変わってくると思います。
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