新入社員の働く意識:働き方は人並みで十分は61.6%、「どのポストまで昇進したいか」では「社長」が過去最低の10%
公益財団法人 日本生産性本部と一般社団法人 日本経済青年協議会 は2018年6月21日、「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果」を公表しました。
「働く目的」では、過去最高だった昨年より減少したものの「楽しい生活をしたい」(昨年度 42.6%→今年度 41.1%)が過去最高水準で最も多く、続く「経済的に豊かな生活を送りたい」が(26.7%→30.4%)で過去最高を更新しています。その一方で、「自分の能力をためす」は過去最低(10.9%→10.0%)で、一時期増えていた「社会に役立つ」(9.2%→8.8%)は減少が続いています。
出所:「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果 2018.6
「人並み以上に働きたいか」では、「人並みで十分」が過去最高を更新(57.6%→61.6%)し、6割を初めて超え、減少が続いている「人並み以上に働きたい」(34.9%→31.3%)との差も過去最高の 30.3%(昨年度 22.7%)に開き、2倍近い差となっています。
出所:「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果 2018.6
「仕事」中心か「(私)生活」中心か では、プライベート優先志向が強まっています。
出所:「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果 2018.6
「若いうちは進んで苦労すべきか」では、「好んで苦労することはない」が過去最高(29.3%→34.1%)となっています。
出所:「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果 2018.6
「どのポストまで昇進したいか」では、「社長」が過去最低(10.3%)で過去最高で、「主任・班長」の 10.4%を下回っています。
また、過去最高水準の「どうでもよい」(17.4%)が、これまで一番多かった「専門職」(16.5%)を抜いて、今年は一番多くなっています。
出所:「平成 30 年度 新入社員「働くことの意識」調査結果 2018.6