世界のクラウドロボット市場は2022年には220億ドル市場に
ResearchAndMarkets.comは2018年4月9日、世界のクラウドロボット市場予測を発表しました。
$7.5 Billion Global Cloud Robotics Market 2018-2022 - Growth Potential Across Developing Nations
調査によると、クラウドロボット市場は、28.1%のCAGRで、2017年の75億ドルから2022年にには220億ドルに成長すると予測しています。
該当する項目は、以下のとおりとなっています。
コンポーネント(ソフトウェアとサービス)
サービスモデル(IaaS、PaaS、SaaS)
アプリケーション
デプロイメントモデル(パブリック、プライベート、ハイブリッドクラウド)
エンドユーザー(バーティカルとサードパーティのユーザー)
クラウドロボット市場が成長する背景には、クラウドテクノロジーの普及、無線技術の拡大やIoTの採用の増加、AIの進化などをあげています。その一方で、プライバシーやセキュリティの、高い初期費用と研究開発費が懸念になる可能性をあげています。
サービスモデルでは、企業がハードウェアとソフトウェアのインフラストラクチャの維持と更新の手間をかけずに、ソフトウェアとツールを開発、実行、管理できるため、PaaSセグメントも成長が最も高いとしています。
市場では北米がもっとも市場規模が高くなっており、APAC地域の中国、日本、シンガポール、韓国、インドなどでは、世界の中でも、最も成長率が高くなっています。背景には、クラウドロボットなどの先端技術の採用が徐々に進んでいる製造業が多数存在するため、クラウドロボットベンダーにとっても成長が期待されています。