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ロボットシステムインテグレータに関する取組について

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経済産業省は2017年12月4日、「Connected Industries」を推進する幅広い支援機関のネットワーク化と横断的なノウハウ・課題の共有化の観点から、「スマートものづくり支援機関全国会議」を開催しました。

各支援機関から取組内容に関するプレゼンテーションが実施されており、今回は、経済産業省ロボットシステムインテグレータ(SIer)育成事業をご紹介したいと思います。

ロボットメーカーが販売する「産業用ロボット」は中小企業が単独で自社の生産ラインに適合するようにロボットシステムを構築することは難しい場合が多く、ロボットを使用した機械システムの導入提案・設計・構築等を行う「ロボットシステムインテグレータ」(ロボットSIer)と呼ばれる企業は、今後ロボットの導入促進に向けて重要な存在であるとしています。

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出所:経済産業省 2017.12

ロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)に共通して求められるスキル項目を抽出し、それぞれの項目について能力の高さに応じたレベルを設定して一覧形式にまとめたものが、「ロボットシステムインテグレータ(ロボットSIer)スキル標準」です。

機械・電気・制御といったロボットエンジニアリング系の能力だけでなく、生産技術や営業技術、組織体制など、多面的な観点からロボットSIerとして備えるべき能力を規定しています。

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出所:経済産業省 2017.12

ロボットシステムの構築プロセスを最適化する工程管理手法である「ロボットシステムインテグレーション導入プロセス標準「RIPS」(Robot system Integration Process Standard)」を展開しています。

これまでロボットシステムの構築プロセスを管理する標準的な手法が存在していなかったため、顧客との合意形成が曖昧なまま契約を結んでしまい、工程後半で認識の食い違い、変更・追加改修などの手戻り、工数増による追加の費用発生や納期遅れといった問題がたびたび発生していましたが、RIPSの活用により、作業工程や作成するドキュメントを標準化することで、作業の見える化や顧客との確実な合意形成を実現させ、ロボットシステム構築プロセスの最適化を支援していくとしています。

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出所:経済産業省 2017.12

FA・ロボット業界の活動ネットワークのハブとなる「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」の設立に向け、準備会議を開催し、SIerの同業者組織としてSIer業界の事業環境の向上に取り組むとともに、SIerを取り巻く関係者間でのビジネスを加速化させる推進主体となる組織を目指しています。

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出所:経済産業省 2017.12

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