政府の人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップについて

政府は2016年11月2日「第一回　未来投資会議　構造改革徹底推進会合「第4次産業革命（Society5.0）・イノベーション会合（イノベーション）」を開催し、各省より、第4次産業革命（Society5.0）やイノベーションのための環境整備に関する取り組みの方針を示しています。

経済産業省は、人工知能技術戦略会議の創設と、本年度中に、「人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ」を策定することを紹介しています。

出所：第一回　未来投資会議　構造改革徹底推進会合 2016.11.2

人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップは、「生産性」、「健康、医療・介護」、「空間の移動」、「セキュリティ」の分野を対象に、「短期、中期、長期」に分けて、「技術による貢献」などを具体化すべく原案の策定に取り組んでいます。

出所：第一回　未来投資会議　構造改革徹底推進会合 2016.11.2

医療・介護分野のロードマップでは、介護ロボットによるコミュニケーションを通じた被介護者の状態の把握・対応についてを明記しています。

出所：第一回　未来投資会議　構造改革徹底推進会合 2016.11.2

空間の移動については、リアルタイムの交通情報に基づく安全で効率的な移動手段の選択などについて明記されています。

出所：第一回　未来投資会議　構造改革徹底推進会合 2016.11.2

AIに関しては、2030年までにかけて、急速にテクノロジーが進化するとともに、活用シーンも大きく進化していく可能性があり、今後の各分野のロードマップの策定とその対応が期待されるところです。