米国のPS3「祭り」あれこれ
米国では深夜発売の店でPS3の販売が始まりました。何日も前から並んでいた人たちのうち、どのくらいがゲットできたのでしょうか。eBayには早速、「即決価格3100ドル」で出品されているものも。
昨日のエントリにも書きましたが、PS3争奪戦はまさに狂想曲、というか「祭り」状態のようです。本日の記事でも取り上げましたが、PS3を取り合って競争して負傷者まで出ています。この「事件」を報じた地元紙の記事によると、入荷が10台しかないため、店長が10人分の椅子を用意したところ、椅子取りゲームになったようです。負傷した人は病院で治療を受けて退院したそうですが、くじ引きとかもっと穏やかな方法で決めればよかったのに……。
ほかにも、店員から店外で待つように言われた人が怒って乱闘になったり、60人も雇って行列に並ばせる人がいたりといろんなことが起きています。
中でもおもしろいと思ったのは、ジョン・エドワーズ元上院議員のスタッフからPS3を1台融通してほしいと頼まれたWal-Martが、そのことを暴露するプレスリリースを出したことです。このリリースの中で、Wal-Martは元上院議員に「ぜひお近くの店舗に」と呼び掛けています。
「PS3は非常に人気が高いクリスマスシーズンの商品です。米国の勤労者世帯の方々が辛抱強く並んで待っているというのに、エドワーズ上院議員はその先頭に割り込みたいというのです。エドワーズ上院議員がPS3を最初に獲得する1人になれるという保証はできませんが、Wal-Martではお買い得価格で素晴らしいギフトを見つけられるでしょう」
……と、だいたいそんな感じのことが書いてあるんですが、要は「PS3が欲しかったらちゃんと並んでくださいよ」ってことですよね。果たして、元上院議員はWal-Martの前で行列したのでしょうか。
以上、広瀬でした。
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