日本でいちばん大切したい会社を創る 坂本光司教授
日本でいちばん大切したい会社大賞が設立された。
日本経済は低迷し、多くの企業が業績の悪化に苦しんでいます。リストラによって生き残りをはかる企業も数多くあり、雇用はますます不安定となっており、失業率は低下の兆しをいっこうにみせません。こうした時代だからこそ企業は、「正しいことを、正しく行う」ことこそすべての人が豊かになるための道であることに気づかなければなりません。
社員や顧客、地域に「求められる企業」になってこそ、人々に「大切にしたい会社である」と感じてもらってこそ、会社は正しく成長の道を歩み、中小企業全体の活気づくり、ひいては日本経済の活性化に結び付きます。現在も、そうした道を模索し、人々や顧客、地域に「大切にしたい」と感じられている企業は少なからず存在します。そこで、法政大学と日刊工業新聞社、あさ出版は、「『日本でいちばん大切にしたい会社』大賞実行委員会」を組織し、そうした努力を惜しみなく行っている企業を「日本でいちばん大切にしたい会社」として、表彰させていただくことにいたしました。自薦他薦を問いません。皆さまのたくさんの応募をお待ち申し上げております。 以上、日本でいちばん大切にしたい会社 公式ホームページより
日本でいちばん大切にしたい会社大賞は、経済産業省、経済産業中小企業庁他多くの後援により、実現している。
第一回は、2011年1月31日が締め切りになるが、該当すると思われる企業は、他薦自薦を問わず、是非、多くの企業が参加し、賞が盛り上がればいいと思う。
1980年代のエクセレントカンパニーに始まって、グッドカンパニー、ビジョナリーカンパニーといった言われ方がされ、そう呼ばれることに相応しい企業が,、雑誌、メディア、書籍等で多く紹介されてきた。そして賞としては、古くは、マルコムボルドウィッチウォード、日本でも経営品質賞といった賞も設けられてきたが、社会価値が高いことを全面に出したことが、今回、設立された「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」の特徴であり、個人的にも坂本教授には、お世話になっていることもあり、是非とも盛り上がってほしいと思う。実際、このブログで、紹介している企業においても、おそらく応募の対象になる企業が多いと思われるし、実際、坂本先生と一緒に取材に行った企業も多々含まれている。
いまだに、書店に行くと平台に積まれている50万部のベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」が、間違いなくこの賞の切っ掛けになっている。
しかし、何故、ビジネス書で2万部が売れれば、大ベストセラーと言われる今日、50万部を超えるほど売れたかであるが、時代的な背景が大きいのではないかと思う。なぜなら、同書に紹介されている企業は、以前から、他の坂本先生の本でも何度も紹介されていたからだ。もちろん出版社の販売手法も優れていたのだろうが、昭和の時代にこうした本が売れたかと言えば正直、売れなかったのではないかと思う。今の時代背景だからこそ売れたと思う。
あきらかに、世の中の価値観が変わってきている。単に売上が大きな会社、利益が多く出している会社だけでは、評価されないからだ。もちろん、売上が大きいといった会社は、たくさんの雇用を生み出しているだろうし、利益が多い会社は、世の中に評価される製品サービスを提供しているに違いない。
しかし、代表的な例を上げたい。そうした誰もが知っている日本を代表する企業が、障がい者雇用の法廷雇用率1.8%(56人以上の企業に義務付けられている)を守っていないといった事実を、どの位に人が知っているだろうか?、
読売新聞朝刊2009年12月24日に掲載された記事によると、日本と同様に、障がい者雇用制度をとっている国では、イタリア7%、フランスが6%、ドイツが5%、ハンバリー5%、オーストリア4%、となっており、日本の法定雇用率が上げられて1.8%とは、あまりにも低い。また、以前、雇用率制度をとっていたイギリスは、1996年に「差別禁止法」が施行された時点で、「雇用率制度は失敗であった」と制度そのものが廃止しているが、これは、必要ではないという意味ではなく、障がい者を差別しないといった理由からだ。
そうした中、厚生労働省の2010年6月の調査では、若干であるが改善が見られるのは、望ましいことだと思う反面、まだ、実雇用率は1.63%(前年は1.59%)、法定雇用率達成企業の割合は45.5%(前年は44.9%)であり、約55%の企業は、法律を守っていないのは、残念なことだと思うし、大企業ほど、率先してリーダーシップを取るべきではないかと強く感じる。ちなみにユニクロは、8%を越えており、上場企業の中では最も高い雇用率になっている。
こうした情けない実情になっているには、訳がある。障がい者を雇い入れることは、企業の負担になるからだといった思い込みがあるからだ。しかし、いずれ、このブログでも詳しく紹介したいとい思うが、上場会社のエフピコでは、多くの障がい者を雇い入れることにより、機械でやっていたとこよりも生産性を上げている。
また、障がい者と一緒に働くことにより、健常者にもやさしい心が芽生え、お客さまサービスが良くなったといった企業関係者の声も多い。いずれにしても、そうした実態を多くの人に、知っていだくことが、まずは重要であると思う。
以上のような背景もあり、私自身も、微力ながらと考え、まずは、社会価値を高める組織づくりを支援するコンサルティング会社 ㈱イマージョンを立ち上げました。
第1回の設立記念講演として、6500社のフィールドワークからの熱いメッセージを坂本光司教授を招いて開催することにしましたので、お時間が許す方は、是非、ご参加いただければと思います。
☆講演テーマ
㈱イマージョン特別セミナー「日本でいちばん大切にしたい会社になるための条件」
-日本中を感動させたベストセラー「日本でいちばん大切に
したい会社」の著者 坂本教授の 2時間近くの特別講演!]
【特別講師プロフィール】
ベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」他
著者、 「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長、法政大学大学院政策創造研究科 教授 坂本光司 氏、中小企業経営研究の第一人者として膨大な企業調査の実例
(6500社)を元に多くの著作、講演を実施。企業経営のあるべき姿、正しい経営について紹介し、日本中の経営者と人々に感動の輪を拡げる活動をされています。
●開催日時: 2011年2月4日(金) 18:45開始
●会場: (西新宿)ラーニングエッジ西新宿キャンパス
●アジェンダ:
① 18:45-20:45 坂本教授 特別講演
「日本でいちばん大切にしたい会社になるための条件」
② 21:00- 懇親会(ご飲食付)
●参加費
・講演のみご参加 5000円
・講演+懇親会(ご飲食付) 10,000円
●詳細/お申込 http://www.seminars.jp/s/45815
☆早期お申込み50名様限定 特典(入金の正式申込順)
最新刊「経営者の手帳」を当日ご来場時にプレゼント
☆注:特典お渡しは当日会場になります。
お申し込み先着50名様以降は、特典を締め切ら
せていただきます。
多くの皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。
*本メールおよびセミナーのお問合せは以下まで。
㈱イマージョン代表 藤井正隆 まで、お問い合わせください。
info@immersion.co.jp
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