アレクサかシリか、ホテルで勃発した音声コンシェルジェ戦争
どうやらスマートフォンの次の流行はスマートホームやスマートホテルのようです・・・
消費者領域におけるIoTの爆発ですね・・・
アマゾンとアップルが音声コンシェルジェ戦争を始めました・・・
アマゾンの誇る エコーと音声コンシェルジュのアレクサ
<出所 ブルンバーグ >
ホームキットで頑張るのか アップルとシリ!!
<出所 フォーブス>
ウエアラブルやスマートアパレルは後(あと)5年ほど来ないと言うレポートが出ている中、スマートフォンの次に立ち上がる消費のIoT世界は、どうやら音声コンシェルジェによるスマートホームに決まりのようです。熱心なのは既に世界で昨年、3百万セット販売されたアマゾン・エコーとアレクサ、スマートホームに熱心なアップルのシリ、そしてネストから始めたにも関わらず、うまくいかないグーグルのホームとグーグルアシスタントでしょうか?
そのスマートホームでの音声コンシェルジェ戦争がホテル業界に飛び火し、そこでの成功や顧客体験がスマートホームのマーケティングになると言う循環が始まろうとしています。
アマゾンは既にエコーとアレクサの組み合わせでスマートホームに登場し、それが評価されて、マリオットグループのテキサスにあるJW Marriott San Antonio Hill Country Resort & Spaの10か所にエコーとアレクサを導入しています。来月には100か所に拡大します。明りのオンオフなどは当然ですが、ケータリングを依頼したり、ルームサービスやタオルを所望する、モーニングコールを依頼するなどコンシェルジェサービスに活用します。またラスベガスのWynn Resortsでは500か所にアマゾン・エコーとアレクサが導入されています。(2016年12月)今年の夏には4748か所に拡大します。
一方アップルは早くからホームキットなどでスマートホームに熱心であり、その一つの組手がCrestron technology 社です。2017年6月オープンするマリオットグループの Waldorf Astoria luxury hotel の為にiPadを使って照明をつけたり、レベルを調整したり、温度を上げ下げしたり、テレビをつけたり消したり、目覚まし時計をセットしたり、ルームサービスに使っています。但し、音声コンシェルジェではなく手打ちタイプです。尚、アップルの場合には顧客のiPad や iPhoneを活用する選択肢があります。
両社はボストンの海岸にあるMarriott International's Aloft chainの要望でアップルシリ(こちらは音声サービス)とアマゾンエコー及びアレクサは競合テストを行っています。片方だけが採用されるのか、両方採用されるのか全くかわかりません。規模は130のホテルの部屋が対象であり、更に100の部屋に導入されます。
2017年、スマートホテル、更にスマートホームの戦いは大注目です。
★★ Wearables aren't really a thing -- at least not yet
★★ Amazon's Alexa and Apple's Siri are waging war over the hotel room
★★ Siri and Alexa Are Fighting to Be Your Hotel Butler