ネットフリックスの成長戦略はオスカー獲得、米国映画チェーンとの契約
ネットフリックスはテレビドラマで一杯、エミー賞にノミネートされて幾つか賞もとってるけど・・・
今度は映画館と組んでオスカー賞を狙うんだってさ!!
視聴者の伸びが落ちてるからね・・・映画ファンを視聴者にするつもりだよ・・・
オスカー賞ねえ・・・
でも映画館とは犬猿の仲だったんじゃあなかったっけ・・・
<出所 テッククランチ >
アップルやディズニー、アマゾンによる買収もうわさされている(Media 2.0 world)ネットフリックスですが、米国で米国映画チェーンのiPic Entertainment(劇場数は 15 theaters 全体のスクリーン数は全国合計で 113 screens )と契約しました。その結果、ニューヨークとロサンジェルスの映画館でオリジナル映画がネットフリックス上での封切りと同時に視聴可能となります。これまでは封切りと同時に放映するネットフリックスをwindowコントロール破りとして大手の映画館は上映を拒否してきました。(米国のwindowコントロールはまず映画館で新作を封切り、その放映が終了後DVD販売、CATV放映、一般テレビと続きます。)その為、上映を拒否されているネットフリックスの映画、例えばビーストオブノーネーションなどはオスカー賞の候補にはなりえませんでした。
そこに全米で15の映画館とはいえ、ネットフリックスのオリジナル映画を放映する映画館チェーンが登場です。
■ 成長率の低下に対する対処
ネットフリックスは成長が鈍化しており、劇場での放映は大きな宣伝になります。
■ オスカー賞狙い
ネットフリックスは既にテレビ番組で多数のエミー賞にノミネートされるなどオリジナル作品が評判です。(House of CardsやOrange Is the New Black)一方映画のオスカー賞はまだ獲得していません。オスカー賞の獲得のためにはニューヨークとロサンジェルスで連続一週間の間、映画興業されることが条件です。オスカー賞を獲得できれば、ネットフリックスに見向きもしなかった映画ファンを視聴者に獲得できます。
面白い戦略ですね。
★★ Netflix will release original films in iPic theaters