IoT、フランス反革命、炎が焼くUberPOP
フランスの町が炎に包まれています・・・・
古いタクシー制度を破壊するUberPOPへのタクシードライバーの怒りです
アンシャンレジームの怒りは凄いですね・・・何しろ"IoTは革命"ですから・・・^^
UberPOPもバットで武装しています・・・・
<出所 CNN>
CNNニュースを見て驚きました。タクシードライバーが反UberPOPのデモを行い、タイヤに火をつけ、UberPOP車を破壊し、UberPOPの運転手はバットで武装して戦っています。さながらフランス革命の時の王党派による革命派の弾圧です。
注)UberPOPはフランスにおけるUberの白タクサービスです。
「タクシー免許も持ってない連中が客を奪っている!!」
「何言ってんだ!!お前らの料金は高すぎるから客が離れるんじゃないか!!」
火をつけ、石を投げ、ラッダイト運動が燃え上がります。
IoTは革命と呼ばれていますが、アンシャンレジームとしての古い資本主義の組織、制度を根底からひっくり返し始めています。一方で秩序派の攻撃も増しています。
■ UberPOPが火をつけた組織制度の改革と新らたな市民革命
1649年の清教徒革命の後、英国ではコーヒーショップが大繁盛し、そこで小金持ちの貿易商人たちが集まり、封建制度に代わる新しい組織制度を議論しました。そして証券取引所や商品取引所、ロイズ保険、ロイター通信、新聞の普及などがなされました。そしてその約100年後の1770年頃から「モノが自動で動く機械」として再発明され始めました。これが産業革命です。
欧米は「自動運転」と言うIoTによる新しい産業革命がおこる前夜に新たなタクシーの制度を巡ってUberとタクシー組合が激しく争っています。自動運転の時代になればドライバーと言う職業は馬車と共に滅びた馬のように滅びます。
明らかに新たな市民革命の始まりを予感させます。
■ 日本は技術を真似しただけ、こんなIoT革命ならいらない
日本のタクシー業界は単にスマートフォンから配車を依頼できると言う例によって表面を真似ただけのスマーフォタクシーです。こう言う処に大きく差がついています。
UberPOPに集う雇われない働き方を目指す人たち、それに対する社会の理解や対応と言った要素が芽生えないとIoT革命が成長する社会的な土壌(エコシステム)は育たないでしょう。
IoTは社会革命です。ライフスタイル、街の風景など全てが変わります・・・・