アップルカーの対抗はベンツ、BMW、レクサス?
うーん、アップルカーはアナログ勝負(高級感勝負) 最早、単なるスマート機器の時代は遠い過去なのね?
ポルシェやBMW、ベンツに対抗すると儲かるんだ・・・・
Porsche
<出所 ビジネスインサイダー>
BMWの自動運転車・・・・
<出所 http://www.extremetech.com/ >
そうそう・・・・アップルがGMの市場に入ったってやけどするだけだよと
浮かない顔のGM元EOのダン・アンダーソンさん
<出所:ブルンバーグ>
アップルの戦略がスマートウオッチから「単なるスマート機器は卒業し、ファッションなどアナログ商品」として打ち出す形に明確に変わり始めています。従って勝負はアナログ世界、それをバックアップするのが見えない、隠れたIoTサービスと言う「SF映画の世界」に移行し始めています。この点は技術開発も同じで電気自動車の課題は「アナログの電池の容量」、一方燃料電池車の課題は「アナログの電気分解エンジンの開発」となっています。いずれにしても勝負はムーアの法則の外、アナログで戦われ始めています。これが新しいインターネット=IoT時代の特徴の一つです。
そこで気の早い米国のテックブログもビジネスブログもアップルカーの対抗はベンツ、BMW、レクサス、ポルシェ?など高級感あふれる車やファッションカーを上げ始めています。
■ GM元CEO曰く「アップルは稼げない市場に入ろうとしている」
GMの元CEOであるダン・アンダーソンさんは、2014年第四四半期の決算を挙げ「アップルはスマート機器で180億ドルを売り上げ、39.9%のグロスマージン(利益)を稼いでいる。一方自動車ときたらグロスマージン(利益)でたった14%しかない。アップルはなぜ、稼げない市場に入るのか理解できない」と言っています。実際、GMはネットプロフィット(利益)で1%程度しか稼いでいません。
GMのいる一般自動車の市場は、過当競争で儲からないと言っている訳です。
■ アップルウオッチの戦略の教訓
さて同じことはアップルのスマートウオッチやスマートテレビにも言われていました。ちょっとスマートテレビは横に置いてスマートウオッチの戦略とアナリストの試算を見てみましょう。先日のウオールストリートジャーナル紙の報道が正しいとすれば、アップルはスマートウオッチを4月―6月の四半期用に5百万台発注し、その内半分が従来のスマート機器であるエントリーモデル、三分の一が上位モデル、そして富裕層狙いのラクジュアリーモデル(Apple Watch Edition models )が2割弱と伝えられています。それに基づいてグロスマージン(利益率)を35%としてアナリストが試算した結果が以下です。明らかに高級感あふれるファッション品が一番儲かります。アップルの経営陣の結論は「アップルウオッチはローレックスとぶつけない」と稼げないと言うわけです。
アップルはこの戦略をアップルカーにも持ってくると言う見方が台頭しています。
2,500,000 * $400 * .35 = $350,000,000.(420億円の利益)
1,650,000 * $650 * .35 = $375,375,000.(450億円の利益)
850,000 * $4200 * .35 = $1,249,500,000.(1、494億円の利益)
Read more: http://bgr.com/2015/02/17/apple-watch-sales-edition/#ixzz3S9HUF3FM
■ アップルカーのグロス利益は20%?
ラクジュアリーカーのポシェはグロス利益で20%を出しています。そこで20%程度のグロス利益をアップルは狙ってくると言う見方が出ています。(無論、規模の経済の話もあるのですが)そこでアップルカーはBMW、ベンツ、ポルシェ、レクサスの高級市場を狙ってくるだろうと言う話になります。
まあ実際にビジネス勝負になるのは2020年以降の話でしょうが。
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