マイクロソフトがマインクラフトを買収、PS4にもゲーム提供する凄さ・・・
パパぁ・・・マイクロソフトが(私の大好きな)マインクラフトを買収したよ?パパは知ってるの?(知らなければ教えてあげる・・・)・・と朝10歳のお嬢さんに言われたと打ち明け話を披露して、笑いを誘ったマイクロソフトのサトヤ・ナデラCEO・・・・裏話がほほえましいですねえぇ・・・きっと良いお父さんなんでしょう・・^^
<出所: http://www.geekwire.com>
清水港のサトヤ・ナデラ親分もお嬢さんには かなわないようです・・・
マインクラフトの前でも 「ガンジス河で産湯を使い・・」とタンカをきったのでしょうか?
<出所 :マイクロソフト>
おまたせしました・・・レゴのような世界観で人気のマインクラフトのゲーム
<出所:ギガオム>
決して凝った3Dではなく、寧ろ昔のスーパーマリオを思わせるゲームのマインクラフトですが、若者層に人気です。ゲーム全体がレゴブロックを組み立てたような感じですね。ゲームアプリもパソコンだけでダウンロード数が1億回を越えています。参加者数の成長率は著しいと言われています。特長は徹底したオープン性とコミュニティ作りにあります。フリーミアム戦略を取っており、有料サービスで稼いでいます。(PSの件はわざわざプレスリリースにまで書いてあります)
そのマインクラフト製作会社のスエーデンのMojangをマイクロソフトが買収しました。買収額は25億ドルです。
■ 徹底したオープン性の保持・・・なんとPS4にもゲームを
マイクロソフトはマインクラフトのオープン性を維持すると約束しており、その対象はXBOXやウインドウズ・フォンだけでは無く、PC, iOS, Android, 更にPlayStationまで含みます。これは凄いです。 ナデラCEOは朝起きた時、10歳のお嬢さんに「マイクロソフトがマインクラフトを買収するよ。パパは知ってるの?知らないでしょ?」と言われたそうです。(シアトルのカンファレンスでの話)「オープン性が良い。教育にも良い」とナデラCEOは買収に満足の様子です。
■ マイクロソフトの新戦略への適合
マイクロソフトの新CEOであるサトヤ・ナデラさんは「デバイス&サービスカンパニー」から「クラウドファースト」への転換を強力に推し進めています。最近漏れ出た内部文書からは、ウインドウズ・フォンからマイクロソフト・フォンへの転換、ノキアブランドを止めてマイクロソフト・ルミアと言ったブランドに切り替える検討をしているそうです。最早、ウィンドウズと言うプラットフォームを前面には出さず、ハードウエア機器もクラウドサービス維持に貢献するモノだけ内部に保持すると同時にクラウドサービスの為のオープン性を徹底すると言った戦略です。その為、IOSやマックOSの為のオフィスサービスも解禁されています。
そう考えればマインクララフトのゲームをクラウドゲーム化し、PS4を含めたあらゆるスマート機器に提供するのは自然だと考えられます。その内、ソニーやサムススンのテレビにゲームを提供すると言いかねません。
それにしてもナデラCEOの戦略は徹底しています。
■ マイクロソフトのライバルはアマゾンAWSとIBMなのか?
IOTへの領域拡大が続く中、相対的にパソコン事業が衰退気味のマイクロソフトも大きな戦略転換を模索中です。
どうやらマイクロソフトは絶対譲れない「本土防衛ライン」をクラウドサービス=アジュールに設定するつもりのようです。そうなればアンドロイドやIOSは敵ではありません。クラウドサービスの本丸は当面のウエアラブルと同じでビジネス利用だからです。マイクロソフトが全力でぶつかる相手は、グーグルでもアップルでもなくアマゾンとIBMになるのでしょうか?
クラウドサービスに命をかけるマイクロソフトの姿が浮かんできます。
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