欧州パソコン市場からのサムスン電子の撤退・・・・
戦いすんで日が暮れて・・・・うーむ、売れないか・・・
<出所:http://www.pcadvisor.co.uk/>
偉大なサムスン帝国も綻びが見え始めたか・・・・それも欧州と言う辺境で敗北・・・ローマも辺境から衰退がはじまった・・・中国メーカーがローマ帝国に対するゲルマン民族の役割を担うのでしょうか・・・
<出所:http://gumin.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/__d6e5.html>
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韓国のサムスン電子が欧州のパソコンビジネス(クロームブックも含む)から撤退です。サムスンもこれを認めています。しかしコレアタイムス紙の「サムスンがパソコン事業全体から撤し、タブレットとハイブリッドPCに特化」と言うトーンの報道に対しては「欧州だけだ」と目をむいて否定しています。
■ 縮小するパソコン業界
確かにベルリンの9月IFA 2014ではパソコン関係の発表はサムスンから無かったですね。タブレットを企業に売り込むと言う発表はありましたが。
また最近、サムスンは全米パソコンビジネスを引きいるマイク、アバリーさんをレノボに引き抜かれています。
トップ5はLenovo, Hewlett-Packard, Dell, Acer そして Asusとなっています。サムスンはトップ5にも入れませんでした。しかしウインドウズXP移行後に予測される市場縮小によりHP とDell は 共にEMCとの合併話の噂が出ています。例えば日本の場合、ビジネス対消費者の割合は2対1ですから。サムスンのパソコンは、ビジネス市場は未開拓であり、消費者市場にしか売れていません。
IDCによれば2014年のパソコン市場は3.3%減の3億3百万台と予測されています。
■ ソニーの後追い説
サムスンもスマートフォンビジネスにおける利益の減少により、明らかにゆとりが無くなってきています。中国メーカーの台頭が背景にあります。それが欧州と言う辺境のパソコンビジネス撤退に繋がっています。
面白いのは米国の各記事共にソニーのバイオからの撤退を後追いしていると書いている点でしょう。ソニーの場合はパソコンから撤退し、更に赤字のスマートフォンビジネスのリストラと縮小を発表しています。ソニーのスマートテレビなどテレビ事業も次第に市場規模を縮小し、苦戦しています。中国メーカーのスマートフォン業界における台頭によりサムスンも大きくソニーの後追いを始めたと言う事でしょうか。未だ初期段階ですが。初期症状なのかどうかが注目点です。
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