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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

2011年も折り返し、新しい製品、イベントなど

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あっという間に2011年も半分が終わってしまいました。1月にサンフランシスコで実施したキックオフのときとは、かなり状況も変わって、ずいぶん多くのことが今年後半に集中しそうな気配です。

ここへ来て、これまで参考程度に紹介していたToolCloudの次世代バージョン「AppWave」の情報が公開されています。AppWaveは、これまでエンバカデロのツールを配信、管理するためのしかけだったものを、汎用的なアプリ配信インフラに拡張したもので、これまで必要だったインストール作業を経ることなく、ワンクリックでアプリを実行できるようになる、というのがウリです。

これには大きく分けて2つのメリットがあって、ユーザー側では、いちいちアップデートを適用したり、インストール/アンインストールの繰り返しによりPCパフォーマンスが低下、なんてことがなくなります。また、管理者側、使わせる側では、PCのメンテナンス、配布のメンテナンス、ライセンス管理の負荷などを低減できます。開発チームなどでは、人員が入れ替わったり、増減があったりしますので、集中管理してワンクリックで仕事を始められるのは便利です。ただ、エンバカデロのツールに限る、となると、限定されてしまっていたので、今回の拡張は歓迎ですね。

AppWaveはこれからの展開ですが、エンバカデロは、これまでツールそのものを提供するところにフォーカスしていましたが、これに加えて、ツールを含むソフトウェアを使うしくみについても広げていくことになるわけです。

さて、一方で、この夏から秋にかけてイベントも企画されています。電力不足が懸念される8月は、ライブイベントは遠慮して、Webセミナー中心の予定ですが、9月には、David Iが来日してデベロッパーキャンプを開催します。これについては、来週あたりに詳しく。

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