夏季休業の留守電はマラ9の終楽章で決まり!
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もうすぐお盆、あっという間に夏中盤である。エンバカデロの場合、問い合わせがもっとも少なくなるお盆期間に3営業日ほどお休みをいただいていて、その期間中の電話には、留守電メッセージが流れる。
毎回、半分趣味の領域で、このBGMを提供しているのだが、これまで、ベートーヴェンやらリムスキー・コルサコフやら、オルゴールっぽくすると意外とマッチする曲を探してきては、楽譜入力して、その出力を使ってきた。
今回、折りしもマラ9、すなわちマーラーの交響曲第9番を演奏する機会を得たことで、迷うことなくマラ9の終楽章からベストフレーズを選択してきた。
マラ9の終楽章は、濃厚な弦楽器のアンサンブルが特長で、振り絞るような力強い箇所が多い。各パートが入れ替わり旋律をかなで、緊張を保ったまま進んでいく。
前半のクライマックスのあと、急に霧が晴れたような静かな情景が広がる。それが今回採用したこれ。
もっとも、この旋律はさらに続き、より高く上昇して消え去ってしまうのだが。留守電の場合、あくまでも現世に留まって、静かに音楽を終わる。
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