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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

吸ってぇ、フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーッ!

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健康診断というのは、実に憂鬱なものだ。体調には、好不調がある。それを一瞬のスナップショットで判断されてはたまらない。ということで、つい1週間前ぐらいから、禁酒して、深夜残業を避け、早寝早起きしたりする。おまけに、前日は早めに夕食をとって、朝は水も飲むなという。うがいしたら、うっかり水がのどをかすめてしまうではないか。

そしてなんといっても憂鬱なのが、検便である。これは、小学生以来まったく好きになれない。そういえば、数年前、自宅の便器が自動洗浄なのを忘れて、採便時に勝手に流れて行ったっけ。

さて、そんな憂鬱な気分で、健康診断に行くと、非常に長い時間を「待つ」という行為に費やすことになる。最終的に、最も憂鬱な「バリウム」に行きつくための儀式なのだが。

その辺の雑誌を手にとって時間をつぶすのはもちろんだが、しばしば人間観察をして憂鬱さを紛らわすことにしている。そして、この尋常じゃないスタッフ数、いったい人件費はどれぐらいだ、とか、「研修中」バッジをつけたスタッフを見つけて、上下関係を観察したりする。

そんな中、今回最も注意を引いたのは、「呼吸器検査」の一室から聞こえてくる寄声だ。呼吸器検査とは、いわゆる肺活量というやつで、これまた子供の頃からなじめない代物だ。こいつのせいで継続的に息を吹き出すことがトラウマになり、その結果、管楽器に手を付けなかったくらいだ。

その呼吸器検査をしている一室からは、ときどき、大音量で、「フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」というとてつもなくなが~い声が響いてくるのだ。まるで高校野球のサイレンである。

ようやく自分の番が来て、そのサイレンの正体を知ることとなる。小柄な、しかしきびきびした女性医師がその個室にはいた。

先生「肺活量の検査です。私がすべてリードしますから」
自分「はぁ」
先生「ではこれをくわえてください。一回軽く吸って吐いて、そのあと思いっきりいきます」
自分「うぐ(マウスピースをくわえる)」
先生「はい、軽く吸ってぇ、吐いてぇ」
自分「スー、ハー」
先生「思いっきり吸ってぇー」
自分「スゥゥゥゥーーー」
先生「ハイ、フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーー」
自分「ハーーーーーーーーーーーー、ブホ」
先生「あー2回吐いちゃいましたねぇ、じゃあもう一度」
自分「ほぼ(「ハイ」のつもり)」

2回吐いたというより、あまりのおかしさに吹き出してしまったというのが正直なところ。実際、彼女のほうが、はるかに長い時間「フー」といい続けることができていた。すばらしい肺活量だ。それとも循環呼吸をマスターしているのか?

その後、採血をして、視力検査のための同じ待合フロアに戻ると、相変わらずの大声量である。なんというスタミナ!

すべての検査を終え、オフィスに戻って仕事をしていたら、みるみる体調が悪くなって、早めに帰ることにした。夜には熱が出て、翌日は結局休み。念のため病院に行ったが、インフルエンザではないらしい。しかし、風邪が発病する直前の検査なんて、きっとボロボロに違いない。あー、再検査やだなぁ。

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