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2010年、今年の抱負!プライベートでは【9aa2】~番長と遊ぼう~

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やはり、ビジネス面での抱負は、書いてみても抽象的で面白くない。やはり、抱負というのは、個人のものでしょう。ということで、プライベートの抱負の話題。

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先日、Firebird - すなわち「火の鳥」全曲版を演奏し、無事終了したニューイヤーコンサート。次は、長丁場で、夏に向けて練習に入る。

次に演奏するのは、マーラーの交響曲第9番。1楽章だけでも30分ちかくあるマーラー晩年の大作である。9番を書くと死んでしまうと、8番の後にフェイントで作曲した「大地の歌」のエンディングからつながるように始まる第1主題。この主題は、まさに自分が担当するセカンドヴァイオリンから奏でるのだ。

この曲では、両ヴァイオリンパートは、ときに対になって、あるいは、まったく別々に動き、複雑な音の響きを作る(譜例参照)。大きく揺れ動くテンポの中で、複雑な速い動きをはめていくには、相当弾き込んでおかないと対応できない。

M9vn

かくして、2010年は、マーラーの「9」版を、「2」nd Violinとして、仕上げるところまで持っていこうと。前回この曲を演奏したのは、1994年。そのときは、かなりやばいところもそのままに流していたように思うけれど、15年以上経過した今、どれだけ完成度を高められるかが挑戦だ。

手始めに、先の演奏会終了後より、すでに毎日、マーラーを弾き込んでいる。仮に5分しか弾かないとしても、楽器に触れるだけで、体は維持できるし、次の練習の開始がスムースになる。上達はしないかもしれないけど、下手にはならないのだ。

仕事と演奏活動を両立させる場合、この下手にならないというのが難しいらしい。特に、うまかった連中は、ここで苦労している。自分の場合、学生時代からそれほどうまくなかったので、今、ここに来て、むしろ伸び白を感じているぐらい。

一般的に、マーラーぐらいの大作を演奏する場合、全体像をつかむまでに時間がかかってしまう。弾けない箇所をクリアすることから始めると、全体を構築する前に本番が来てしまう。逆に大味に全体をさらっと弾いているだけでも、いつまでもそれなりにしか弾けない。しかも、さらっと弾いても90分かかるのだ。

ということで、いずれにしても分割統治して、段階的に攻めていくしかないのだが、それはそれで違う脳を使って面白い。

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