Facebookの流行をキャズム理論にみる
皆様新年明けましておめでとうございます。
昨年末よりブログがスタートした所ですが、2013年はfacebook大国の台湾に
住んでいるからこそ発信できる、リアルなソーシャルメディア情報をお送りします。
Facebookの流行をキャズム理論にみる
キャズム理論というものを、なるべく分かりやすい言葉で説明します。
キャズム理論とは、人間のタイプをハイテク層からアナログ層とセグメントし
新商品や新サービスに対してのそれぞれの反応の違い(障壁)を表したものです。
- イノベーター
- アーリー・アダプター
- アーリーマジョリティ
- レイト・マジョリティ
- ラガート
と呼びます。
スマートフォンを例にあげてキャズムを説明すると
世の中には、新しいモノが大好きなハイテクオタク(イノベーター)もいれば
少し様子を見て実用的か判断してから検討する品質重視型(アーリー・マジョリティ)
ハイテク嫌いのアナログ人間(ラガード)など
様々な考え方の人がいます。
様々なタイプの人間が
スマートフォンを買うか買わないか、意思決定しているわけです。
このハイテク層(16%)と中間層(68%)の間にキャズムと言われる障壁があり。
この障壁がもっとも難関な壁だと様々なマーケティング担当者はいいます。
このキャズム障壁を超えると、急速に中間層の購入が始まり
更なる流行が生まれると言われています。
MM総研が12月14日に公表した「スマートフォンの市場規模の推移・予測」によると
株式会社MM総研 via kwout
2010年のスマートフォン出荷台数は675万台(%)でした。
この頃から、スマートフォンは現在「キャズム」にあると言われ
2011年にかけて急速にシェアを伸ばし
2012年キャズム障壁を突破しました。
日本のfacebookはキャズム障壁の手前にいる!?
facebookの公式データを扱っているSocial Bakersによると
人口比率13.26%(キャズムが16%)と出ています。
Socialbakersは少し遅れて数値が反映されるので
実際の所は2012年時点で1,700万人を超えているようです。
私がfacebookの講師などを始めさせていただいたのが
4年前の2009年、その時facebookを使っている人は
まだ4%ほどしかいませんでした。
なんともすごい上昇率です。
キャズムを突破したfacebook大国の台湾
では私の住んでいる台湾は、というと。
人口比率58.1%というfacebook大国です。(22,894,384人)
ちなみに人口比率順で並べると結構面白いです
1位:モナコ(102.9%)人口32,965人(これは複アカでしょうね)
2位:カタール(81.5%)人口840,926人
3位:アルバ(74.7%)人口71,566人
4位:フォークランド諸島(72.78%)人口2,638人
5位:ジブラルタル(72.73%)人口27,884人
6位:アイスランド(72.6%)人口308,910人
7位:タークス・カイコス諸島(72.29%)人口20,556人
8位:ケイマン諸島(69.2%)人口44,270人
といった人口の少ない国が目立ちます。
人口の多い国と、少ない国とではトレンドの走り方が違いますから。
これらはあまり参考にはならないとして。
キャズム超えした台湾に実際足をつけて住んでいると、
今後の日本でfacebookがどのように活用されていくのか
勝手に色々予想しながら、注視しております。
日本のfacebook。果たしてキャズム超え、なるか?!