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Twitter コミュニティと日本語版開発

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Twitter とデジタルガレージが提携し、日本語版 Twitter の開発に乗り出すというニュースを先日取り上げたばかりですが、早速面白い動きが生まれています。まずはこちらをどうぞ:

日本語版Twitter開発ブログ

日本語版 Twitter の開発者の方々によるブログ。開発者がブログを開設するのは珍しいことではないのですが、開発するのが日本語版 Twitter ということで、公式(?)Twitter もオープンされています:

twj

実はこちらの公式 Twitter、設置して1日あまりで followers(書き込みを購読している人々)の数が1,000人を超えるほどの人気ぶり。現在の Twitter コミュニティが、いかに日本語版の動向を気にしているかがうかがえます。

ただしブログやそれに類ずるものを設置しただけでは、プレスリリースを発表するような行為と大差ありません。実際、両方の動きに対して「どうせ一方通行の情報発信になるんじゃねえの」という突き放した意見を言う方も見られます(参考:Twitter 界、新旧コミュニティ対立の危機?)。しかし今朝ほどですが、twj にこんな書き込みがなされました:

Twitter / twj: DocomoとAUとSoftBankでのm.twitt...

これに対して「@付き書き込み」(特定のユーザーを指定したメッセージ)が相次ぎ、「私の携帯では見れた」「○○という機種では文字化けしている」などの情報が寄せられています。で、最終的に公式ブログ上でこんなエントリが:

m.twitter.comの国内携帯電話利用状況について (日本語版Twitter開発ブログ)

ということで、短期間ではありますが、開発者と Twitter コミュニティの間に良好なコミュニケーションが生まれそうな空気を感じさせます。

一部の人々の間でひっそりと、しかし根強い人気を博していたサービスが、規模拡大・成長路線を突き進む中で、これまでのコミュニティからそっぽを向かれてしまう――というケースがあります。新しいモノ/サービスに飛びつく層と、流行が定着してから参加する人々の間には大きな趣味趣向の差がありますから、後者にも参加してもらおうと思えば前者をある程度犠牲にしなければならないでしょう。しかし、やり方によっては両者を満足させる形でコミュニティを継続させることも可能です。その必要条件の1つが、「従来のコミュニティとの対話」ではないでしょうか。

その意味で、Twitter 日本語版開発は正しい一歩を踏み出したように思います。「俺たちのサービスを勝手にいじるな!」という批判が巻き上がる状況や、さらには「Twitter 限界論」的な状況を避けるためにも、この流れが続いてくれると良いのですが。

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