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スクラッパー!

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これは夏目先生に語っていただくべきネタかもしれませんが。いやもう、昨日のニュースで最も重要なのはコレでしょう。間違いなく。

人気漫画「ジョジョ」の荒木さん 米生物学誌の表紙描く (asahi.com)

画像が一番大きいのはココかな:

人気漫画、米科学誌表紙に (goo ニュース)

生物学の米専門誌『セル』(Cell)の表紙を、『ジョジョの奇妙な冒険』などで知られる漫画家、荒木飛呂彦さんが描いたというニュース。脳内で神経伝達物質の量を調整しているタンパク質「スクラッパー(壊し屋)」の様子を、擬人化して伝える絵になっています。写真を見ていただければ分かると思いますが(っていうか「ジョジョ」第3部以降を読んでいないと全く分かりませんが)、これはもう「スタンド」そのものではないですか!日本の専門誌ならまだしも、海外で大丈夫なのでしょうか?あ、逆に日本国内の方があり得ないか……。

ちなみに Cell のオフィシャルサイトに掲載されていた解説文はこちら:

On the cover, the purple SCRAPPER humanoid is putting blue heart-shaped ubiquitins on the red RIM creatures. Japanese manga artist Hirohiko Araki created the cover image with scientific direction from Drs. Setou and Ageta.

表紙では、紫のスクラッパー・ヒューマノイドが、青いハート型のユビキチンを赤いRIMに叩きつけている。日本の漫画家、Hirohiko Araki が Setou 博士と Ageta 博士監修により作成した。

えーと、この赤い円盤形クリーチャーが「RIM」というタンパク質で、ハート型の目印というのがユビキチンという物質なわけですね。で、目印を付けられたRIMは破壊されると。分かったような分からないような……なのでせっかくですから、これで一本マンガ描いて下さい、荒木先生。いや、冗談抜きで脳を解説する作品(もちろん科学的根拠に基づくもの)を描いたら、昨今の「脳ブーム」に乗ってヒットすると思うのですが。

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