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ケータイが標準になる日

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昨日は新宿・紀伊國屋で本を探していました。売り場で見つけることができなかったため、最近の大きな書店では珍しくなくなった検索端末へ。すると、こんな画面が表示されているではありませんか:

ご覧いただいて分かると思いますが、携帯電話と同じインターフェースで入力できるようになっています。おおっと一瞬戸惑ったのですが、ちゃんと通常のキーボード画面も用意されていたので、モードを切り替えて入力することにしました。しかしこちらの画面の方が使いやすい、という人も多いのでしょうね。

考えてみれば、通常のキーボードの配列も使いやすいものではありません。それを使いやすく感じるのは、単なる慣れの問題です。仮に僕が携帯電話のキー配列(とその入力方式)に先に接していたとしたら、パソコン型の方に違和感を感じたことでしょう。

ITmedia 読者の方々には改めて述べる必要もありませんが、現在、ネットにアクセスするための主要な端末として携帯電話を使う人が増えています。僕も最近は(ようやくパケット定額制にしたこともあり)ケータイでネットをすることが多く、「常に起動していて、アクセスしたい時にすぐに使える」という携帯電話のプラス面は、「画面が小さくて見づらく、操作しづらい」というマイナス面を補って余りあることを実感しています。そして「見づらい、操作しづらい」という点はコンテンツ作成者側の工夫と、ユーザー側の慣れによって軽減できるものであり、「ネットはケータイで」という流れは加速するように思います。

しかも最近は、防犯のために子供に携帯電話を持たせることも多いですから、「パソコンよりも先にケータイを使った」「初めてネットにアクセスしたのはケータイからだった」という人が増えてくることでしょう。そうなれば、携帯電話に似た入力インターフェースのニーズが高まり、冒頭の紀伊國屋のように2つの入力方式を用意する企業が一般的になるのではないかと思います。

現在、携帯電話にPC型キーボードを搭載する例が増えていますが、逆にパソコンの側に携帯電話型キーボードが導入されることがあるかも……なんて発想は過激でしょうか。ケータイに慣れた人々が、片手で文章を入力しながら、もう片手で同時にマウスを操作する(もしくは他のボタンを操作する)なんて未来になったらついていけないなぁ。

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