営業からコンサルタントへ ~異動しました~
4月1日の始業前の事。
PCを立ち上げる傍ら、部長の視線に気付いた。
「ちょっといいか。」
憶測と呼ぶにはあまりに確信に近い感覚が走る。
あらゆる選択肢、もとい、決定事項を思い浮かべつつ、部長の背を追う。
会議室にて。
「転勤だ。」
予定調和を感じさせる一言。
あぁそうか、きっと呼ばれた瞬間に気付いていたのだ。
「本社のマーケティング本部。
戦略企画部でコンサルタントになれ。お前の力が、一番活きる場所だと思う。
先方もお前を欲しがった。」
入社してちょうど1年。
配属を受けた営業部には余裕がなかった。
実績・損益ともに予算ギリギリ。「増員」の理由などそもそもなかったように感じる。
そんな中、新規開拓を経て部の資産を増やそうと、活動。
自社が掲げる、「顧客課題とシステム導入効果を明示した提案」を
がむしゃらにプロモーションし続けた。
その仮定で何度も支援を仰いだのが今回の異動先だった。
1年間育ててもらって、これからようやく恩返しという段階でのこの通知。
だからこそ、決断と決定に至る上司の苦悩が図り知れなかった。
99%の推薦と、僅か1%の評価で実現したのだと思う。
この場を借りて、部長へ。
本当に有難う御座いました。
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と、早2週間近く前の回想でした。
私は地場の新規開拓営業から、
商談クロージング専任のコンサルタントに転身する事となりました。
今後はアフターフェーズから離れ、戦略企画部員として
- 顧客経営課題の整理
- システム導入投資対効果の測定
- 新規提案手法の発掘
このようなミッションを負うこととなります。
幸いにも、支援依頼を受ければ客先同行訪問は可能なので、
本ブログの主題の一つである、「異聞」の収集は続けてゆけそうです。
最近全然「異聞」がないのが心苦しいですが…苦笑
というわけで心機一転。
これからも現場最前線の気持ちを忘れず、顧客と向きあってゆきたいと思います。
何卒宜しくお願い致します。