2009年12月
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2008/10/19
最新号のJAF Mateの「くるまをマナベ」に、国際弁護士の八代英輝さんが登場されています。その中で八代さんが、
環境については、自分ができることからやることを心がけています。
一方で、自動車に乗るのをやめようみたいな極論は、必要ないと思いますね。みんあ乗らなくなると、メーカーも体力が落ちて、新しい開発もできなくなります。
エコにならないから乗るのをやめようではなくて、乗り続けながら、どうすればよいのかを考えることが、現代社会のエコの一つの形だと思います。
と仰っています。これには同意できます。僕自身で考えてみると、元々モータースポーツが好きで、鈴鹿サーキットには何度も走りに行ったことがあり、その後は古いアメ車の魅力に惹かれていたわけですが(今もデザインが好きです)、さすがにエコの逆をいくことは避けようと思い、燃費の良いドイツ車に乗り換えました。
東京に住み、東京で仕事に就き、と考えると、山に籠もってエコに徹する、ような生活は難しいです。しかし、考え続けることは大事だと思いますし、出来ることからやってみる、という考えが大切だと思います。
僕の車は1年経ちますが、未だに毎回燃費を計っています。燃費を見て「あぁ。今回は少し悪かった」と思えば、次はより燃費の良い(回転数を上げすぎない)運転をするように心がけています。
「割り箸は、日本の間伐材が使われているから、割り箸を使わないという考えは間違っている」
こういう説を聞いたことがあります。ミクロ的に見るとそうなのかも知れませんが、マクロ的には90%以上が中国からの輸入であり、中国では割り箸を製造するために伐採した材木を利用しています。
どのお店の割り箸が日本製か、が分かれば良いのですが、なかなかそうはいかない。なので、マイ箸を持ち歩いています。いや、マイ箸を持ったら全てが解決するとは思っていません。それよりも、マイ箸を持ち歩くことで、自分自身に考え続けることを課しているわけです。
物忘れの激しい僕ですし、ついつい「ま、いっか」と思いがちな人間ですから、環境を考え続けるためのマイ箸です。
環境問題はとても大きな話しであり、一つやればOKというものではないですよね。だからこそ、考え続けることが大事だと感じています。無理をし過ぎても長続きしませんし、むしろ出来ることをちゃんと継続したいと考えています。
週末ですが、ちょっと考えてみた次第です。共有、ということで。ぜひ、ご意見いただきたく思います。
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コメント
もっとマクロな話をするなら、中国から割り箸を輸入するようになったため、日本では割り箸を作れなくなってしまい、その結果、日本の森林に深刻なダメージを与えている、というのがあります。
割り箸は環境に悪い、という誤解をなくすこと、外食業界や社員食堂のプラスチック箸やマイ箸運動を追放し、多少割高になっても国産割り箸を使うこと、それにより国内の林業の復活を少しでも後押しすること、というのが大事かと思います。
>Shinさん
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、時間軸をずらすとそういう視点もありますね。
> 多少割高になっても
ここを誰が(個人ではだめですね)やるか、でしょうか。
日本の林業に対して何が出来るか、ちょっと考えきれていませんが、考えなくてはと感じます。
「割り箸は、日本の間伐材が使われているから、割り箸を使わないという考えは間違っている」という説はある時期までは正しかったのです。
その後目先のコストに惑わされて中国産にシフトしてしまいました。
最近は国産材と外材の価格差が縮小もしくは一部逆転したりもしていますが、今更国産に戻そうにも国内では供給するための体制が崩壊してしまっているというのが実情です。
数十年に及ぶ森林の生育サイクルと短期的な木材価格の変動との齟齬を吸収するような長期的な視点での政策を欠いた結果と言えます。
>13時15分41秒さん
> 数十年に及ぶ森林の生育サイクルと短期的な木材価格の変動との
> 齟齬を吸収するような長期的な視点での政策を欠いた結果
なるほど!
う~ん、僕ら個人ベースでは大変ですねぇ。
でも、個人の積み重ねが業界に伝わるといいな、と思いますね。