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2008/10/21

一軒家をお考えの方へ

社会
 

 景気動向で、家どころじゃないわ、という方もいらっしゃるかも知れませんが、こういう記事があったので、気づいたときに、と。
Ah_41  注文建築か、建売住宅か、それぞれのメリット・デメリットは図のとおりだと思います。
 では実際に建ててみた経験で申し上げますと、我が家は注文建築です。奥さんのいとこの旦那さん(要はいとこ)が建築事務所を経営しているので、彼に設計を依頼しました。最初の打ち合わせで、あぁだ、こぉだ、と好き勝手なことを言いまくり、次の打ち合わせを楽しみにしていました。
Ah_42_2
 2回目の打ち合わせには、3つのモデルを作ってきてくれました。よく見る、発泡スチロールで作ったアレです。どれも良いなぁ、と散々迷って、その中の一つに決めました。
 わくわく出来たのは、その次の打ち合わせ前まで。3回目の打ち合わせには、見積もりが出てきました。「げっ!?」びっくりです。予算を、80%オーバーしていたんですよね。
 そりゃそうです、言いたい放題言っておいて、予算どおりに収まったら苦労はありません。そこからの作業は、どれは諦めて、どれは絶対欲しいか、という攻防です。我が家の場合は、奥さんの母親が一緒で、二世帯住宅。
 完全に分離させたい(僕と母親の両方の希望)ので、水周りもすべて2系統です。だから余計にコストがかかる。そんなことは分かっているけれど、これもあきらめたくない、これも、あれも・・・。完全分離にしてしまうとアパート構造(そう呼ぶのかな)にしなくてはならず、一般の家とは構造が変わるようなので、苦肉の策で納戸で行き来できるようにしました。納戸を通じて一軒家、でも普段は二軒のつながった家、という感じになりました。
 で、結局あれこれと打ち合わせて、予算内に収めるまで、毎週末の打ち合わせを3ヶ月ほど繰り返しました。後半の打ち合わせは、苦痛でしたね。(苦笑)それでも、実際に立て始めると、予想外の出費も出てきたりしますしね。
 注文建築の大変さは、まだあります。それは、住宅ローン。土地と上物(うわもの)を別々のタイミングで取得することになります。なので、ローンは二つになります。
 また、工務店によるかも知れませんが、一般的に着手金を必要とします。つまり、1,000万円の建築物なら、300万とか、500万とかを手付金として支払うわけです。でないと、工務店も材料を買わなくてはなりませんから、立替が生じてしまうわけですよね。それを工務店に負担してもらうと、金利分上乗せしなくてはいけなくなりますから。
 一般的に都内で家を建てて、1,000万というのはありませんから、着手金もそれなりに膨らみます。ですが、銀行は着手金は貸してくれません。これは住宅ローンではないんですよね。まだ担保がありませんから。
 この着手金を捻出し、土地のローンは始まってしまい、しかも家が出来上がるまで住んでいるアパートやマンションの家賃負担もあります。これが結構キツイです。
 こう考えると、建売住宅って便利なんじゃないかな、なんて思ったりもします。建売住宅でも、建設前から商談を始めれば、間取りも含めて多少の融通は利くそうですし。
 とはいえ、自分たちで色々と考える楽しみがあるのは、圧倒的に注文住宅です。特に、二世帯住宅の建売物件は少ないですしね。

 今回はちょっと、注文建築にはそれなりのリスクがありますよ、ということを書いてみました。

kumaboo

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