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不況になると起業家が増える米国社会・・・日本社会は?

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米国の社会で仕事をすると根本的な生き方の違いを感じ取る。

カリフォルニアで働く人の平均雇用期間が約2年間ぐらいだという。定住しない民族と言われる理由が少し分かる気がする。少しでも良い仕事があるところへ移動してAmerican Dreamを達成したいという背景があるのではないだろうか。

家族主義、終身雇用制度などで安心して会社に仕える日本社会(20世紀の日本)とはたしかに違う。米国社会では、安心と安全は自分で作る。

他人に頼る前に自分に頼る。

米国も日本も今は不況で職探しで困っている人が大勢いる。米国の知人は、こんな生活をしている。

  1. Weekdayは雇用されている会社で働く。
  2. 夜は、インターネットビジネスを展開。
  3. 週末は、30ドルで設立した株式会社で働く。
  4. 夫婦共稼ぎ。
米国で会社を設立する費用が30ドルぐらいで出来るため自分で商売をやりたい人は、年齢性別を問わず簡単に始められる。インターネットビジネスであれば、アイデアと実行力があれば初期投資はそれほどかからない。

他人と違うことを奨励する教育、個性を伸ばす教育から自立心を育てる環境ができている。

21世紀になった日本は、まだ、過去のしがらみに足を引っ張られている。


良い高校、良い大学、良い会社に入るという線路しか見えていないようだ。それが安心と安全を手に入れる方法として日本人の頭に埋めこまれている。人生は定年退職60歳以降も続く。会社に自分の人生を託すのは、いい加減に止める時期ではないか。

というよりか、会社側から会社にベッタリと頼るな!自分の足で食べて行ける術を会社にいるときに身につけろ!と言ってくる時代になってきている。

経営者の考え方は、従業員と一緒に心中はしない。まず、従業員を整理して会社が存続できるようにする。その考え方は、至って自然である。その事実を肌で感じていない従業員が多い。まさか、私が整理される対象になるとは!!と驚く。

米国人は、いつレイオフされても良いように準備をしている。新しい会社で働き始めたら、次に働く会社を物色し始める。絶えず、自分にとって都合の良いように準備をしている。それをやらないと生きてけない雇用環境があるからだ。

日本の雇用環境も限りなく米国の雇用環境に近づいている。その序曲が今回の不況である。

不況になると起業家が増える米国。不況になると起業家が増えない日本。
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