自社ビジネスの足かせになるような管理のやりすぎは、業者への依頼が増えるので良いですが、やりすぎだと会社が沈むと思う。「これもやっておいた方がいいよね」の連鎖がさらに重いビジネスへ
管理をすることは大事です。
会社として健全に経営するうえで、管理は前提であり、大切なことだと思っています。
たまに、以下のような「余剰管理」の連鎖が起こりやすく、注意が必要です。
良いのか悪いのかということなのですが「これも一応管理した方がいいよね」や「迷った時はまず管理」的な話で、上長から現場までのフローがあったときに各段階で同じような「微妙だけど、一応やっておこうか」のような連鎖が起こることが割とあります。
管理することで会社から非難されることは少なく、管理漏れがあると責任問題になるからですね。
実際にあった話ではありますが、公式Twitterの一投稿ごとに、事前の稟議が必要で、そのあとに、Tweetごとにそのいいね数、RT数とTweetのURLを報告しなければいけないというものです。
健全なビジネスの感覚を持ちの人であれば、笑い話のような話ですが、どっぷり管理主義に染まっていると「当然ですよね」という回答になってしまうのです。
Tweet毎に事前事後の管理が入れば、社内で運営するのは大変負担が多く、業者が対応することが多くなります。そういう意味では業者の仕事が増えていいと思いますが、その管理主義は効率が良い会社に必ず破れます。その理由は会社の収益をビジネスに投資できる割合が減るからです。
大切なことは報告は必要ですが、ビジネスを迅速に展開することが大事です。この場合ですとSNSの事前承認は不要として、何かあったときのガイドラインだけを決め、展開を効率化して、月次の報告をしっかりするのが妥当な落としどころになります。
この理屈を理解できる会社はまだよいのですが、この案に対して「何かあったら誰が責任を取るんだ!」と声を上げる管理部門の責任者の方は割といます。
はっきり言えば、「自分の責任を回避するために失われる収益の責任は、あなたがとってくださいよね」と思ってしまいます。(私は業者なので当然強くは言えないw 過去に言った経験もありますけどねww)
SNSはよくわからないから、現場がやりたいなら、現場の責任で進めてほしいから、完全なリスクヘッジをしようということだと思うのですが、そんな考えであるなら、営業マンのメールも全部事前承認にしてはどうですか?と思ってしまいます。
ビジネスに展開効率は重要なので、ガイドラインを設定し、健全、効率的に展開できるようにしないと、管理工数がかさんでしまって競合に勝てなくなりますよね。
なんて思いつつも、業者は言われた仕事をこなすのが仕事なので、お客様の判断は尊重し、当方の工数に対してお支払いいただけるのであれば、Okと言えばOKです。
でも、それだと、うちらしさが出ないので、発言のタイミングを待ちつつ、淡々と作業をします。
結果的にうまくいけば全てOKで、うまくいかなければ「吉政さんに依頼してもダメでした」という話になるのでw
ということで、今年も頑張ろう!
それでは今日はこの辺で。
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