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グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第110回 3億行のソースコードに対する「型移行自動化ツール」の適用事例

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私が編集支援しているCTC教育サービスのコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー第110回「3億行のソースコードに対する「型移行自動化ツール」の適用事例」が公開されました。興味がある方はご覧ください。

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はじめに
 今回は、2019年に公開された論文「Type Migration in Ultra-Large-Scale Codebases」に基づいて、ソースコードの「型移行自動化ツール」を用いた大規模なリファクタリングの事例を紹介します。Google社内では、すべてのソースコードが単一のリポジトリに納められており、自動化ツールを用いた、リポジトリ全体に渡る大規模なリファクタリングを行うことがあります。この論文では、そのようなリファクタリングの一例として、Java言語の「型移行」を実施した例が紹介されています。

Java言語の型移行の例
 はじめに予備知識として、Java言語における「型の移行」ついて簡単に説明しておきます。Java言語では、プログラム内で使用するクラスや関数にはそれぞれの「型」が決められており、ソースコード内で明示的に型を指定する必要があります。この際、言語仕様の改訂により、新しい型が導入されて、これまで使っていた型を新しい型に置き換える事で、プログラムの実行速度が向上するといったことがあります。図1は、論文内で紹介されている簡単な例になります。

この続きは以下をご覧ください
https://www.school.ctc-g.co.jp/columns/nakai2/nakai2110.html

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