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ETロボコン 2回目の技術教育会が開催されました

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P1020727  6/14(土)に京都情報大学院大学の百万遍キャンパスで、ETロボコン関西地区の第2回目の技術教育会が開催されました。今年の関西地区では52チームが出場予定ですが、40チーム53名の方が参加されました。
 4/26(土)にも同様に第1回目の技術教育会が開催されましたが、今回はモデリングに関する内容を取り扱っています。

 ETロボコンでは、競技の審査方法として、ライントレースの競技タイムの善し悪しだけでなく、アプリケーションの開発にあたってのモデリングについても審査対象となります。特に今年からは、競技タイムとモデリングの総合で順位が決まるため、競技でたとえ1番速く走行したとしても、優勝できるとは限りません。そういった意味でもモデリングは非常に重要な要素となります。
P1020731  モデリングは、プログラミングのようにソースコードを書いてコンパイルしてすぐに結果が確認できるというものではないため、とても難しく感じられます。ただ、これが唯一の正解というものもないため、いろんな発想がモデルには含めることができるため、毎年各出場チームから提出されるモデルには、「なるほど」と思うものから「えっ?」と思うものまで多種多様で面白いものがあります。初級組込み技術者の実践的な教育といった側面をもつETロボコンならではの特徴であり、他のロボコンでは味わえない魅力でもあります。
 大会当日には、会場に出場チームが提出したモデルをすべて掲示しますので、ぜひ一度見学にお越し頂ければ、それをすべてみるだけでもかなり圧巻です。1チームあたりA3用紙で5~6枚程度ですので、全チームで約300枚程度がずらりと並びます。

P1020751  また、ETロボコンでは技術者同士の交流という点にも重点をおいておりますので、前回の技術教育会同様、終了後に懇親会を開催しました。会場となった百万遍キャンパスの近所の「門」というお店で、豆乳鍋をいただきました。非常においしかったです。今回は、懇親会参加者、実行委員だけでなく、懇親会のみ参加という方も含め総勢54名ものみなさんに参加いただき、各自ロボコン話で盛り上がっていました。恒例となった集合写真も全員をフレームに収めるのがのも一苦労です(笑)。

 次回の公式イベントは8月末の試走会となります。次回、参加者のみなさんとお会いするときは、きっとそれぞれが考えたモデルが、形となって実際に走行していることを楽しみにしております。

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