LotusDay 2007 レポート(2) ~セッションレポート~
7月31日~8月1日に開催されたLotusDay2007のセッションで私が参加したものについて紹介します。
・グーグルエンタープライズが提供する「革新」
このセッションでは、Lotus製品にかかわる内容がほんの数分で終了してしまい、あとは終始Googleアプリの説明だった。想定外の内容に思わず絶句。。。
・コラボレーション2.0を実現するLotus Connectionsの全貌
Web2.0の技術を使用し、企業内SNSを実現するソフトウェアとしても注目を浴びているLotus Connectionsに関するセッションであった。
冒頭、従来のNotes/Dominoが実現してきたものは「Communications + Collaboration + Coordination」であり、ホワイトカラーに求められるものは、さらに新しいアイデアや成果を創造する「Creation」とそれを考える思考「Think」が必要だという。そこに、Lotus Connectionsが有用とのことである。
Lotus Connectionsが目指すものは、従来の組織中心のコラボレーションではなく、人を中心としたコミュニティー型コラボレーションであるという。そのため、見ず知らずの人がどんな人かを知ることができる「プロファイル」機能があり、その人がどんな分野に関心があるかをソーシャルブックマークである「ドッグイア」と機能で共有している。また、その人がどんなアイデアをもっているかを発信する「ブログ」機能があり、複数人が共通の話題で情報共有する「コミュニティー」機能がある。さらに、ある人が過去に取り組んだ事例を再利用することで効率的に作業を実行することができる「アクティビティー」機能が備わる。
いずれの機能も「人」にフォーカスされていることが特徴的である。
8月31日に日本語版がリリースされるとのことで、非常に楽しみではあるが、このツールを利用する「人」に対する啓蒙活動が重要だと感じました。各自が情報を公開、入力しないとこのツールの本当の価値が生まれないからである。企業文化にもよるが、自ら情報を入力すると、自らにメリットが返ってくるということをどれだけ実感してもらうかが鍵となりそうです。
<おまけ>
Lotus Connectonsの展示会場で、右のような写真のボードを見かけました。ごく普通に製品紹介をしているボードなんですが、よくよく見てみると「Dogear」の上に絆創膏が貼ってます。。。東京や名古屋会場では、この絆創膏はなかったようですが、大阪会場ではこのとおり。どうやら映ってはいけないものが映っているようで、絆創膏でまさに応急処置したとか。かえって、目立っているような気もしますが、東京、名古屋会場でご覧になった方は何が映っていたか覚えていますか?
(あとで、こっそり正解を聞きましたが、えっ?って感じでした。)