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ロッテという会社のすごさ

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僕はロッテという会社のファンです。

えっ!唐突ですいません。いやぁ今日とっても興味深いロッテの会長に関する記事を見たので、突発的に僕もそのことを書こうかと。

・まずもって創業経営者がすさまじい。

この記事↑にもあるように重光 武雄(韓国名 辛格浩)会長は1942年、無一文で韓国から日本に渡って以来、グループ経営の最前線に立ち続け、当年88歳!の現役CEO(日本上場企業の代表取締役で最高齢)です。

ご存知のチューイング・ガムで一財をなした後、1967年には韓国にもロッテ製菓を設立し、韓国への投資を開始。

以来、40年超で韓国で売上40兆ウォンのグループを築きました。(ちなみに日本ロッテの売上は4244億円) 日本にも韓国にも比肩する例がない「日韓デュアル・ヘッドクオーター」を率いてます。

・とにかくブランドの浸透度がすごい。

誰でも知っている「お口の恋人・ロッテ」は、日経BPコンサルティングが毎年行っているコーポレート・メッセージ調査のなかで、最も総合評価に近いであろう想起率ランキングではこの調査開始以来7年連続で圧倒的1位です(企業名想起率86.6%)。

全世代をまたがった想起率の高さは如何にブランド浸透に対し、早いタイミングから長視眼で取り組み続けてきたか、ということでしょう。

さすが
「広告代をケチるのは節約とはいわない。売り上げを減らすだけだ」
の名言で知られている会長率いるブランドです。


・そしてグループの事業の中身もすごい。

韓国を代表する財閥となったロッテは、いまやアジア・クロスボーダーの多国籍企業となっています。
日本では創業事業である製菓からホカロン、レジャー施設運営。
そして韓国では上記に加え、金融、観光、流通、ロッテワールド、そして重化学・建設・機械まで実に幅広いのです。

M&Aにも積極的で、日本では昨2008年、あの銀座コージーコーナーメリーチョコレートカムパニーを買収してます。本業強化にも余念がないんです。


・つまり経営哲学も凄い

ロッテは事業をやめない、のも大きな特徴。
裏を返せば、やめるような事業には着手しない、ということもいえるでしょう。

会長本人の経営哲学と伝え聞く
  ・理解できない事業には手をつけない
  ・仮に失敗しても、本業には迷惑をかけない範囲内で借金をする
  ・事業化の前には徹底的に調べる
という信念のもとで、事業を選択した結果、やめない=続く事業に。

えっ製菓業とは無縁では?と視てしまうよな 韓国での重化学やホテル業への進出も、調べあげ優位性を確保し周到に準備した上での展開でしょう。
加藤の第二の故郷である江戸川区には10年以上前からロッテワールド東京の建設候補地(計画中止中)がありますが、恐らく現在もこっそり念入りに調査中と思われます。

一方で、決して過去うまく行ってはいないロッテリア('72~)やロッテ球団への長期の投資も哲学の反映の一例に挙げられます。

プロ野球には1969年に大映の経営していたオリオンズのスポンサーとなってから以来40年!(正式に買収してから38年)20世紀の間は万年赤字が当たり前だったパ・リーグ球団を保有し続けています。

現存するパリーグ最古のオーナー継続球団となった今では、熱狂的ファンを多数有するプロ野球チームとなっています。その経営への信念というか執念には脱帽です。

儲かるか否か、という判断基準とは別の尺度の存在を感じます。
いや、まったく恐れ入る会社です。

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ぼくは千葉ロッテマリーンズのファンでもあります。この球団を巡る悲喜劇はまた凄いものが(特に今期は)あるんですけど、それはまた別の機会に(^_^;)

http://twitter.com/ykatou

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