公表されたPDF電子校正ガイドラインを読んでみて
»
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が『PDF電子校正ガイドライン』を公表していました。ガイドラインでは、Abode Acrobatを使ってPDF文書を校正するときの具体的な指示方法が示されています。僕自身も、ここ1〜2年の間でPDF文書を使った校正を受け取ったり、PDF文書に修正指示を追記したりする機会がとても増えてきています。そんなとき、テクニカルコミュニケーター協会のような団体が、このようなガイドラインを公表してくれることを大変うれしく思います。
で、さっそく『PDF電子校正ガイドライン』をダウンロードしてみました。読後の感想ですが、文字の削除、挿入、置換に関しては、今後はガイドラインで示されている方法を使うように心がけようと思います。理由は、ガイドラインに従うことで、少しでも指示方法が標準化されればよいと思うからです。
でも、まとまったテキストの入れ替え、複数行にまたがるテキストの入れ替えなど、Adobe Acrobatの複数の描画ツールを使った指示方法は採用しません。こちらの理由は、複数の描画ツールを使って1つの修正作業を指示することは、修正内容をわかりづらくすると思うからです。でも、じゃあ、こうすればよいという代替案はないんですが…。ただ、1つの情報、つまりここでは1つの修正指示は1つのパーツで伝えるべきだと思うので、よいアイデアを思いつくまでは1つの描画ツールを使って1つの修正を指示するつもりです。
SpecialPR