Sun の魂は不滅なのね - ブロガーイベント @ オラクル (1)
去る4月14日に開催された日本オラクルさんのブロガーイベントに参加し、Oracle Exalogic Elastic Cloud (以下 OEEC) を拝見してきました。OEEC は、主にプライベートクラウドを構築するためのプラットフォームで、徹底的にチューニングされたハードウェアとソフトウェア/ミドルウェアを搭載しています。OEEC は、これだけで PaaS の環境として使えるということですね、はい。
ある程度以上の規模の企業になると、サーバーを19インチラックに収容して運用しています。もちろん、シックス・アパートにもサーバールームがあり、私は、よくサーバールームで作業します (特に真夏の時期は、サーバールームにひきこもりますが、今年はどうなるでしょうね、笑。)。 なので、どういった製品なのか、楽しみに参加させていただきました。
最初は、日本オラクルさんのサーバールーム設備にいって実機環境を拝見してきました。
ハードウェアである以上、機器の交換をはじめとするメンテナンス作業は必要です。そのため、メンテナンス性を意識してサーバーを設置することは一種の「匠」の世界に通ずると思っています。OEEC のラック背面を拝見したときの第一印象は、「おお、なんて美しい!!」でした。 整然とまとめあげられたケーブル、サーバー交換作業が楽になるようにワンタッチでケーブル類をはずせる仕組み等の機能美をみると萌えている自分がいました。シックス・アパートには何本か Sun のサーバーがあり、メンテナンス性を意識した作りは知っていたのですが、OEEC にも Sun の魂が残っていることを確認してうれしかったです。天板を開けてもらい、中身も拝見したかったのですが、それはまたの機会にします。また、機会を作ってください!!
サーバールームでしっかり見た後は、会議室に移動して OEEC のプレゼンを聞きます。1U サーバーの集合体 + Infiniband といった HPC といえるのに、Elastic Cloud といっている理由を伺いました。Application Grid というそうですが、物理筐体を横断して一つの共有メモリとして使える技術が搭載されているとのこと。Infiniband のネットワークもグルーピングできるということなので、必要に応じて CPU リソースを制御できるみたいですね、ふむふむ。
というわけでこれはすごいぞとホワイトペーパー等を読んでみると、WebLogic/Coherence/JRockit 等を利用しないとパフォーマンスを最大限に活用できそうにないとことがわかり、ちょっと残念な気持ち。 Movable Type Advanced は Oracld 11g に対応しているので、Perl や PHP といった環境でもパフォーマンスを最大限に活かせるようにしてくれるといいのに... と思ったのでした。