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「さくっとITを取り入れて、毎日の仕事と生活をちょっとラクにする」 ITで時間と心の余裕を取り戻しませんか? 経営者から就活中の人まで、老若男女問わずすぐに実践できて効果が実感できるIT活用法を厳選してお届け。NLPのノウハウと心理学に基づいた、モチベーションアップや人間関係に効くツボもお伝えします。

「佐藤さん(仮名)、メモ帳(Notepad)を使うのは、止めてみましょうか?」

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こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

今回は、仮名を条件に本人からの許可をいただきまして、パソコン(アプリ)の使い方が効率的になった実話をお伝えしたいと思います。

とても初歩的な内容ですが、本人にとっては劇的な変化だったそうです!そしてそのような変化は、皆さんのアプリ利用の中でも、起こり得ることだと思います。

最初に聞いた方法や使い方が「ベストな方法だ!」「この方法が基本的な使い方なんだ!」という思い込みや勘違い、といったことから、ひょっとしたら非効率な方法でパソコンやスマホ・タブレット等を使っている場合もあるのです。

今回の佐藤さん(仮名)の例をご参考に、皆さんのアプリ活用を見直してみると、今よりも便利な使い方やより自分の使い方に合ったアプリが、見つかるかもしれませんね!

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佐藤さんは先日、初めて自分用にWindowsのノートパソコンを購入され、今までは手帳でつけていた日記を、心機一転、パソコンを使ってつけていこうと考えたそうです。※もちろん職場でパソコンは使われていますが、自宅では家族共有のパソコンが1台あって、あまり使っていなかったそうです。

そこで、友人の方に「何を使って書いたら一番簡単だと思う?」と質問したところ、「日記なら、テキストファイルに書いていけば?」と言われたとのこと。

「で、どうやったらテキストファイルは簡単につくれるの?」「右クリックして、新規作成から、"テキスト ドキュメント"を選ぶと、"新しいテキスト ドキュメント.txt"が作成されるから、ファイル名変えて使えば?」「なるほど、分かった!やってみるよ!」

佐藤さんは、早速、テキストファイルを使って、日記を書き始めました。

・・・しばらく使われた後、ある時、私に相談がありました。

「友人に"テキストファイルで日記を書いてみれば"と言われて続けてるんですが・・・どうも、しっくりこないんです。」とちょっと困ったご様子です。

「どのアプリを使って書いているんですか?」と伺うと「メモ帳って、やつですね。」
とのお返事が・・・。

「あぁ・・・そりゃ、使いづらいでしょう?UNDO(元に戻す)も直前1回分しかできないし、文字の色を変えたりする編集もできないし・・・ワードを使ったらどうですか?」

「いやぁ、ワードは職場でもそうなんですが、あんまり得意じゃないですよねぇ。日記は趣味だから、できればストレスない感じで書いていきたいんですよ。」

なるほど。メモ帳以上、ワード以下の機能で、簡単に文章を書いていきたいというのが、佐藤さんのご希望のようです。

「では、メモ帳を使うのは止めて、テキストエディタアプリを別のものにしてみましょうか?」

「へぇ・・・それって、Windowsに初めから入っているんですか?それとも買わないとダメなんですか?」

「大丈夫ですよ、フリー(無料)で、使いやすいテキストエディタがありますから、それをインストールして、使ってみてください。」

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数日後。

「いやぁ、教えていただいたテキストエディタ、使いやすいですよー!"元に戻す" も何回でも使えるし、面倒な編集とかは必要ないし、それに前に書いた日記をキーワードで検索なんかもできるですね!」と、嬉しそうにご報告してくださいました。

どうやら、佐藤さんはワードのような文書作成アプリよりも、テキストエディタのような文字情報だけを使って文書作成ができるアプリのほうが、相性がよかったようです。

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実はほかにも「ブログを使ってみたらどうですか?」と伺ってみたのですが、「他人に見せるような内容じゃないので・・・。」「それなら、非公開で書けばどうですか?インターネットが使える環境なら、どこからでも書けるので便利ですよ?」「うーん、それじゃ、ブログ使う意味があんまり無い気がするんですよねー。」とのことで、却下されました。(^_^;)

意外と?鋭いご意見をお持ちだった、佐藤さん(仮名)のお話でした!


<1分間IT活用法>

アプリやブログといったインターネット上のサービスの使い方については、人それぞれ、持っているイメージや使い方が違うということを、改めて気が付かせてくれるよい機会にもなりました。

同じアプリを使っていても、別の人はひょっとしたら自分がまったく知らなかった使い方をしているかもしれません。

皆さんも、家族が友達、同僚といった身近な人がアプリをどんな風に使っているか見せてもらうのも新しい発見があって、楽しいかもしれませんね!

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