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ミニブログの本質は?

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元祖ミニブログとも言える、Twitterが2006年2月頃に始まってから一年が経ち、今年2月頃に日本人ユーザーが急に増えた。時を同じくしてメディアやブログなどにTwitterが紹介され始め、それに刺激を受けてか、今年4月から5月の間に和製ミニブログのオープンラッシュが始まった。

現時点で、すでに国内には10サイト以上のミニブログサービスがあるが、新しいミニブログサービスのオープンニュースはいまだに続いている。ミニブログの本質はいったい何なのか?緩いSNSとも言われているし、「自分の今の状況」を一言で書き込む簡単なブログとも言われているが、正直私はミニブログを一言では言い切れない。

それは、ミニブログが、掲示板やSNS、ブログやチャットが満たしてきた、ユーザー経験をまとめて満たしている、融合体的なサービスだと思っているからである。

ミニブログのメインページを見ると、掲示板もしくはチャットのようにも見えるが、実は各ユーザーエントリの内容に、なんら繋がりがあるわけでもない。また、ブログのように、自分の考えを簡単に記録できる便利なCGMではあるが、その目的だけでミニブログを利用する人は少ない。

このように既存ツール似ているが、微妙に違うのがミニブログの魅力なのかもしれない。しかしまだミニブログの本質が見えてきたとは言えない。

私自身がミニブログをなぜ使うのかというと、ミニブログが何時でも(朝起きてから寝るまで)何処でも(家、会社、移動中)気軽に書ける有一な個人メディアであるからだ。他のツールと似ているようだが、真価は違うところにあるという事である。他のツールより長く、続けて愛用する可能性が高いだろう。

そういった意味では、ミニブログのラウンジ(Public Timeline)機能はミニブログの本質ではないかも知れない。私はミニブログは理想的なライフログ(Lifelog)に近いツールだと考えている。

私は今のミニブログより、2〜3年後のミニブログがどういった発展を遂げているか、その可能性にとても期待している。

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