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薄型テレビの差別化

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液晶テレビやプラズマテレビの値下がりはすさまじいものがあります。開発投資を考えても健全な状態を上回る価格競争が起こっていると感じます。その一方で、価格以外の差別化要素で際立ったものがないことも気になります。

いくつかの製品(実装)機能での差別化を例で上げるならば、ナナオのFprisTVでは、フロアスタンドでかつDVDプレイヤー内臓という独自の形態をとっていますし、また日立はリムーバブルDVDという機能を提供しています。しかし、それぞれ局地戦に近い感があります。

消費者が薄型テレビに期待するものとしては、場所をとらない、その上で体感としての画面がより臨場感を持っているということが大きい要素を占めていると思います。すべてのメーカーは、臨場感、体感としての画面で差別化を行おうとしていますが、消費者、特に今後地デジに対等するためにしょうがなしにテレビを購入する人たちにとっては、場所をとらないということのほうが重要なのではと思います。

このニーズに応えるためには、薄型テレビの基本面積の中で、テレビに付随して要求されるものをすべて網羅していることが必要だと思います。つまり、テレビ+DVD+HDDレコーダーという機能を薄型テレビの上で実現することで、ユーザの考えているニーズの隙間を埋めることができるのではと思います。

製品展開の中で微妙にすれ違う、ニーズと製品、複合機に関しても実は同じことがあり、その隙間を埋めたブラザーが大きくシェアを取っていますが、薄型テレビも実は同じ道をたどるのではと感じています。

我が家は再来年ぐらいに買い替えですが、そのころには、ニーズを捉えた製品が提供されていることを願います。

Comment(1)

コメント

おおた

しかし、松下の『テレビデオ』に始まり(違ったら失礼)、そういったオールインワン型の機器は以前より提案されているにも関わらず、「ニーズの隙間」は埋めても埋めただけに終わっているように思います。もちろんトレンドの変化というものがありますから、将来はわかりませんが。
 ただ、個人的には故障のリスクを考えるとテレビ機能と録画機構は別になってる方がありがたいです。一つになっていると製品の寿命はその製品の中の一番脆弱なパーツ(今回の場合はおそらくHDD)に引きずられてしまいますから…。個人でほいほい交換できるようにしといてくれればまだ安心ですが。

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