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音はエネルギーであるという再認識

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日経ビジネスの5月14日号の技術フロンティアで、神戸製鋼所のアルミ製吸音パネルが紹介されています。これは通常の遮音壁や防音壁で採用されているグラスウールを使用したものでなく、アルミ盤に微細な穴をたくさんあけ、そこで吸音をするものだそうです。効果は非常に高いらしく、その根底には穴の大きさの工夫があるそうです。

この記事の中で「音」という空気の振動を、穴を通すことで、「熱」と気流の波の変化による「運動エネルギー」に変換することで、吸音するという仕組みの説明が載っています。当たり前のことなのですが、音はエネルギーであるということを再度認識させられました。

音の発生源が消費しているエネルギーのうち、音という空気の振動に変わる部分は小さいかも知れませんが、音に変換されているエネルギーを、再度取り出して再利用するなんてことが技術的に可能にならないかと思います。騒音問題を解決しつつ、エネルギーの無駄を防ぐ夢のような仕組みができるのではと期待します。

そんなものができたら、まずサッカースタジアムにつけて、サポーターの発する音で、発電でもしてみてみたいものです(夢のような話ですが)。

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