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音はエネルギーであるという再認識

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日経ビジネスの5月14日号の技術フロンティアで、神戸製鋼所のアルミ製吸音パネルが紹介されています。これは通常の遮音壁や防音壁で採用されているグラスウールを使用したものでなく、アルミ盤に微細な穴をたくさんあけ、そこで吸音をするものだそうです。効果は非常に高いらしく、その根底には穴の大きさの工夫があるそうです。

この記事の中で「音」という空気の振動を、穴を通すことで、「熱」と気流の波の変化による「運動エネルギー」に変換することで、吸音するという仕組みの説明が載っています。当たり前のことなのですが、音はエネルギーであるということを再度認識させられました。

音の発生源が消費しているエネルギーのうち、音という空気の振動に変わる部分は小さいかも知れませんが、音に変換されているエネルギーを、再度取り出して再利用するなんてことが技術的に可能にならないかと思います。騒音問題を解決しつつ、エネルギーの無駄を防ぐ夢のような仕組みができるのではと期待します。

そんなものができたら、まずサッカースタジアムにつけて、サポーターの発する音で、発電でもしてみてみたいものです(夢のような話ですが)。

Comment(3)

コメント

himat

おもしろ実験としてはあまりにも普通すぎるのか、面白くまとまっているページはこれくらいしか発見できず。
スピーカー発電 http://www.gijyutu.com/kyouzai/cybernetics/hatuden.html
 
ただ、困ったことに?慶應絡みで株式会社音力発電として既に事業化されているようです。
まぁ、資本金百万円だし、財務諸表や経常利益は公開されていないようなので、事業として旨味があるのかどうかは判りません。
新幹線や空港の防音壁に組み込めば、事業コスト計算可能なデータは集められるはずなので、公開してないって事はそれなりって事なのかも。
学内ベンチャーだから成り立っているだけ、なのかな?

車が走ると熱や排気ガスが出るのと同じように、騒音も避けては通れなさそうです。
ゴミ処理場で廃熱からお湯を沸かして温水プールを運営するように、騒音もエネルギーとして活用できたら素晴らしいことだと思いますが、素人目に見て実現性は低いと思います。
一方で、どうせ音が出るなら人間の心地良い音色に変えてしまおう、という手法もあるようです。以前見たテレビでは掃除機のモーター音を単に小さくするのではなく、気持ちよい音に変える研究が紹介されていました。音に対する感じ方は人それぞれだと思いますが、私の場合大工さんがリズミカルに釘を打つ音や、滝つぼの音などは大きな音でも不快ではありません。米国ではハーレーというバイクのエンジン音が商標登録されているそうですので、モーター音が商標登録された掃除機というのが販売される日が来るかもしれませんね。

つるた

>himatさん
スピーカー発電、見てみました。やはりアイデアをトライしてみる人はいるところにはいるんですね。事業の観点からは確かに、ポジティブに捉えると宝の山、ネガティブに捉えると単なる学内ベンチャー、注意して動向を見てみたいと思います。ありがとうございます。
>yoheiさん
私も素人なので、可能性があるのかわかりませんが、難しそうだけどできたら面白いなというレベルです。ドラえもんの道具ならばありそうな話ですね。
「どうせ音が出るなら人間の心地良い音色に変えてしまおう、という手法」は別の視点で面白い試みだと思います。ファンのノイズが心の安らぎや安眠を誘うPCなんてのもできたら、仕事中毒の人も減るかも…

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