「日本文化の再認識」も一時のブームで終わるのか
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一時期、正しい日本語に関する本がブームになり、雨後の筍のように次々出版されました。今はどのくらい流行っているか把握していませんが、結構な種類が出版され、そして結構な冊数が売れたと記憶しています。
日本語のブームは、はたして母国語として日本語への再認識だったのか、単なる雑学ブームだったのかわかりませんが、その後も地理・地図ブーム、能力トレーニングブームなど、いろいろなブームが起こっています。
最近では、日本のしきたりや江戸時代のしきたりに関しての文化面での本も増えてきました。昔ですと民俗学の本などから拾い集める形で情報収集をするしかなかったのですが、最近では、多くの本に情報が集約され、文化に関しての再認識や知らなかったことを学ぶことができます。
日本語のブームもそうですが、雑学や一時の流行で終わらせたくない大切な文化に関して触れている本が沢山あります。ただ単に読むだけでなく、文化を継承する、さらには日常生活で廃れてしまったものや、言葉遣い、作法などを実践することで、初めてこれらのブームが役にたつものになると思います。
若い人達にも、(DSのゲームでもよいので)もっと文化に関して学んでもらい、その生い立ち、さらには日ごろ何気ない生活の中に根付いている日本独自の考え方、そしてなによりも作法に関して、日本文化の良い面を継承してもらいたいものです。
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