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ブログの世代交代

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昨年末はブログ限界論がホットな話題でしたが、エキサイト山村社長のブログ引退は、世代交代を意味するのかも知れません。
エキサイト山村幸広社長のブログ引退

世代交代の背景に関する説明としては、一見分かりやすいコラムがありました。
そろそろブロガー第一世代は交代か

いわゆる「アルファブロガー」がアレな感じになってしまったのはべつにアルファブロガーなんたらの企画のせいではない。ただあれが毎年前年のアルファブロガーをチャラにする企画だったらまた「行き詰まり」感は薄かったかも、とは思う。おもな理由は単純に「看板(言葉)が古くなってきたのにそのまま」というだけの話なのだろう。
登場当初は新奇性があっても、自己変革がないと陳腐化していきます。
最初はアルファブロガーがブロゴスフィアの話題を引っ張る、みたいな感じだったけど、最近ではただ上に載っかってる、という印象が。ただの印象だけど。で、最近はtwitterとかmixiとかtumblrとかニコ動とかいろいろあるし、第一世代のやる気(というか注意)が拡散してるというのもありそう。新しもの好きが多そうだし。具体的な数字があるわけじゃないけど、観測範囲内では去年の後半あたりから閉鎖・放置されるブログが増えた。放置じゃなくても更新頻度ががくっと下がるとか。
いわゆる第一世代は、新しもの好きであることは間違いないと思います。最近は、twitterにその傾向が顕著に見られると思います。
「それじゃあ第一世代は引退するのか」というとそういうものでもないだろうし、なんとなく続けていくうちに新しいスタイルを見つけていくのかもしれない。あんま気合い入れずに模索する、みたいな。その先のほうになにがあるのか、と聞かれたら、いやその「なにもないところ」で続けていく方法を見つけるのがポイントなのかも、と答えてみる。ツールを替えたとしても新しいものが生まれるわけではないのだし、サイトやっていくのは持病とつき合うみたいなものなのかもしれない。
流行不易の言葉によれば、ブログには「不易」の部分があると思います。新しいコトの経験を語るツールとしてブログが存在する訳で、新しもの好きのプロモーションツールとしてブログは欠かせないものだと思います。「持病とつき合う」という表現は、言いえて妙だと思いました。
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